この記事では、出品の取り下げを判断する基準について解説していきます。
1. 季節の変化
メルカリで取引される商品には、季節を問わず買い求められるものもたくさんあります。例えば食器やテーブル、デスクなどは、多少の需要の変動はあるものの、年間を通して必要とされるでしょう。一方で洋服は季節が大きく関係する商品のひとつです。出品してから日が経ち、季節が変わってしまいそうなら、いったん出品を取り下げてもよいでしょう。夏服なら、夏の初めに出品したものが9月・10月になっても売れ残っていれば、需要はかなり減っているものと判断できそうです。
2. 検索数や閲覧数の減少
メルカリで出品した商品には、検索数や閲覧数が表示されます。これらは出品して間もないころは増えていっても、だんだんと減っていきます。ほかの商品に埋もれてしまったり、見つけられにくくなったりするからです。
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もし編集しても一向に変わらないようであれば、商品そのものの需要が減っていると考えられます。それ以上出品を続けても購入される可能性は低いので、出品を取り下げてしまいましょう。
3. 値下げしても売れない
商品が売れない最大の理由は、値段が高いことだと考えられます。そのため、可能な範囲で値段を下げて様子を見るのも手です。購入者にとって魅力的な価格になれば、検索結果の上位に表示されやすくなりますし、一定額以上の値下げを行えば、いいね!をした人にも通知されます。ただし、値下げをすれば必ず売れるというわけでもありません。売れそうにない場合は出品を取り下げましょう。
“出品しっぱなし”で売れる可能性もゼロではないが……
メルカリで一度出品したものは、基本的に、出品者が取り下げない限りそのままになります。ずっと出品状態にしておけば売れるチャンスもあるかもしれませんが、売れない期間が長くなると、その間に商品を紛失したりダメージを与えてしまったりする恐れもあります。
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また、季節が変わってしまうと、購入希望者から強気の値下げ交渉を受けることもあります。それを避けるには出品を取り下げ、次の季節が巡ってきたら再び出品するというのが得策なのではないでしょうか。
出品を取り下げるべきか否かは、どんな商品を売るかによっても分かれると思います。ただいずれにしろ「出品して終わり」ではなく、売り方をもうひと工夫してみたり、いったん出品を取り下げてみたりと、需要を読みながら対応することが大切です。
(文:川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド))