今回は、30万円を1年間、金利0.3%の定期預金に預けた場合の利息についてです。
Q:金利0.3%の定期預金に1年間、30万円を預けたら利息はいくら?
「金利0.3%の定期預金に1年間、30万円を預けたら、利息はいくらもらえますか?」(30代)A:税引き前の利息は900円、税引き後は約717円受け取れます
今回は、金利0.3%の定期預金に、30万円を1年間預けたときの利息について解説します。定期預金に預けた利息には、20.315%の税金(所得税+所得税の額の2.1%相当額(復興特別所得税として令和19年12月31日まで))が引かれます。把握しておきましょう。
では、30万円を金利0.3%で1年間預けた場合に、実際に受け取れる金利を計算してみると以下のようになります。
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税引き後受取利息=900円−(900円×20.315%(0.20315))=717.165円≒717円
つまり30万円を金利0.3%で1年間預けて得た利息900円から、所得税等の税金が引かれ、約717円の利息が受け取れるということになります。
なお、定期預金の満期前に途中解約してしまうと、金利が普通預金の金利となり、定期預金の金利よりも低くなってしまいます。満期日が到来するまでの期間は、使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。
30万円とそんなに大きな金額でなくとも、金利の高い定期預金に1年間預けることによって、700円強の利息を受け取れます。
ネット銀行や地方銀行などは、都市銀行と比較すると高金利の傾向があります。あまり身近な銀行ではないかもしれませんが、適用要件や引き出すときの手数料等を確認した上で預金すると、満期時に受け取れる利息も多くなります。預金する銀行を選択する際に覚えておくといいでしょう。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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