韓国の大手芸能事務所HYBE傘下の所属事務所ADOR(アドア)との専属契約解除を発表した5人組ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が29日、テレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」(金曜午後9時)に生出演した。騒動については終始触れなかったが、番組最後に「楽しかった」と語ると、スタジオでは「何よりだ」と気遣う声が飛んだ。
前半では「Ditto」後半では「How Sweet」を歌唱。ダンスもあざやかに踊りきった。トークコーナーではそれぞれ日本語で、笑顔も見せながら語った。
番組最後はMINJIが「今日は(前回出演時は欠席した)HAERINちゃんと一緒に出演することができて、本当に楽しかったです。ありがとうございます」とあいさつ。ここで男性とみられる声で周辺から「何よりだ」「何よりだ」と声が飛んだ。メンバーは終始、契約解除の問題に触れることはなかった。
世界的な人気を誇るNewJeansの5人のメンバーは28日夜、韓国・ソウルで緊急記者会見を行い、ADORとの専属契約解除を発表した。その際、HANNI(ハニ)は「明日(29日)海外スケジュールがあって午前に出国して来週に戻ってくるが、その間にHYBEとADORがどのように、各メディアにアピールするか分からないので心配な気持ちから、私たちの立場を正確に伝えようとやむを得ず、緊急記者会見を開くことになった」とコメント。この日の日本でのスケジュールが、緊急会見開催の一因となったことを示唆していた。
グループをめぐっては、今年4月、グループの育ての親であるミン・ヒジン氏とHYBEの対立が表面化。メンバーたちがミン氏の代表取締役復帰を求めるなど、騒動となっていたが、ミン氏は今月20日、自身のインスタグラムを更新し、ADOR退社を報告していた。
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ADORは28日、メンバーの専属契約解除通知を受けて「専属契約は依然として有効」と主張している。
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