日本時間11月30日、2024年FIA F2第13戦ルサイルの公式予選が行われ、ポール・アーロン(ハイテック・パルスエイト)が日本時間12月2日に行われるフィーチャーレース(決勝レース2)のポールポジションを獲得した。
宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は15番手で予選を終えている。
30分間の予選は現地日没後の日本時間30日1時10分(現地時間29日19時10分)より気温18度、路面温度22度と、路面温度に至ってはフリー走行から13度も低くなるなかでスタートを迎えた。
セッション開始から7分が経過するなか、フリー走行でトップタイムをマークしたアーロンが計時上3周目に1分37秒619をマークして暫定首位につける。そこから1周のクールラップを挟んだ計時上5周目にアーロンは1分36秒614まで全体ベストを更新と、フリー走行から好調ぶりを堅持する。
そんななか、残り16分というところでガブリエル・ボルトレート(インビクタ・レーシング/マクラーレン育成)が1分36秒586を叩き出し、アーロンを0.028秒上回り、暫定トップの座を手にする。
セッション折り返しを迎えた時点でボルトレート、2番手アーロン、3番手ビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)、4番手オリバー・ベアマン(プレマ・レーシング/フェラーリ育成)、5番手リチャード・フェルシュフォー(MPモータースポーツ)というオーダーに。
宮田はわずかにオーバーシュートするシーンもあったが、即座にコース復帰。セッション前半を終えて自己ベストは1分37秒827となり、暫定15番手につけていた。
残り8分を切ると各車再びコースイン。アーロンが1分36秒088をマークしボルトレートから首位の座を奪い返すことに成功。ボルトレートも自己ベストを更新するが、1分36秒432となり、アーロンに0.344秒届かない。
残り3分、今大会より古巣に復帰したフェルシュフォーが1分36秒070をマークするが、その直後にアーロンが1分35秒427をマーク。フェルシュフォーに0.643秒差という大差をつける。
アーロンのタイムを越えるべくアタックに臨む各車だったが、ボルトレート、マルタンスは届かない。さらに、アーロンはチェッカーが振られるなか1分35秒115というタイムを刻み、自身4回目となるフィーチャーレースのポールポジションを獲得した。
0.335秒差の2番手にボルトレート、0.455秒差の3番手にマルタンスが続いた。そして4番手に今回がFIA F2デビューでありながら、フリー走行ではトラブルで3周しか走行できなかったディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル/フェラーリ育成)が続いた。宮田の自己ベストは1分36秒756となり、トップから1.6秒差の15番手となった。
日本時間12月1日に行われるスプリントレース(決勝レース1)のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定されるため、10番手タイムを記録したオリバー・ベアマン(プレマ・レーシング/フェラーリ育成)がリバースポールシッターとなった。
2024年FIA F2第13戦ルサイルのスプリントレースは、日本時間12月1日の1時20分(現地時間11月30日19時20分)より、23周もしくは45分+1周で行われる。