堂本光一さん(45)の主演ミュージカル「Endless SHOCK」が29日、東京・帝国劇場で大千秋楽を迎え、足かけ25年続いたシリーズの歴史に幕を下ろした。通算の上演回数は同日で2128回に。特別カーテンコールで堂本さんは「思い残すことはありません。やり切りました」と充実した表情で語った。
米ニューヨークでショー作りに命を懸けるエンターテイナー、コウイチ(堂本さん)を描く物語で、2000年に初演。その後も再演を重ね、今年5月には、同一演目での単独主演回数が2018回に達し、故森光子さんが「放浪記」で作った国内最多記録を更新した。堂本さんは演出などにも携わってきた。
終演後、取材に応じた堂本さんは「天災やコロナ禍もあり、その都度エンターテインメントを届けるためにはどうしたらいいのだろうと考えてきた」と歩みを振り返り、「上演を続けられて幸せだった。『SHOCK』で全てを経験させてもらった」と胸を張った。
主演ミュージカル「Endless SHOCK」の最終公演で、カーテンコール後に胴上げされる堂本光一さん(上)=29日午後、東京都千代田区の帝国劇場