パリ五輪(オリンピック)フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した江村美咲(26=立飛ホールディングス)が30日、被災者の苦労を思った。
東京・中央区の日本橋中央通りで、五輪・パラリンピック出場選手らのパレード「パリ2024オリンピック・パラリンピックTEAM JAPAN応援感謝イベント」に参加。沿道に集った約1万人の観衆から声援を受け「『本当にこんなにたくさんの方々が、応援してくださっていたんだ』とより感じられて、ちょっとグッとくるものがありました。『(28年五輪の)ロスに向けて頑張って』『次は金メダルね』という言葉もかけていただいたので『自分ももっと頑張りたいな』とあらためて思うことができました」と感謝した。
パリでは日本選手団旗手の大役を担った。2024年は元日の能登半島地震から始まり、自身も1度、被災地を訪れた。
「大変な、苦しい状況の方々がたくさんいる中で、自分はこうやって大変な方々にも応援していただけて、活動ができた結果、これだけのことを学んだり、メダルを持ち帰ることができました。まだまだ大変な状況だと思いますし、今回は“支えてもらった側”でしたけれど、次は自分が国民の皆さん、大変な状況の方々の力になれるような人になっていきたい気持ちが強くなりました」
4年後も大舞台が待つ。
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「競技としては、やっぱりロサンゼルス・オリンピックで金メダルを獲得すること。そして、今回のパリオリンピックで悔いが残った『試合を楽しめなかったこと』をリベンジしたいと思っています」
声援を力に、新たな1歩を踏み出した。【松本航】
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