元SMAP森且行(50)が30日、ドキュメンタリー映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」の公開記念舞台あいさつに出席した。
ナレーションの萩原聖人(53)、穂坂友紀監督(45)とステージに登場。森は「3年間の密着で僕を追ってくれた監督と、ナレーションを務めてくれた“同級生”の萩原聖人に感謝したい。本当の同級生じゃないけど(TBSドラマ)『3年B組金八先生』で同級生だった。当時からマージャンが強くて、ゲームセンターに行くと勝ちまくっていた」と話した。
萩原は「僕が参加した時間は、本当に最後の時間。もっともっと大変なことがあったと思うけど、少しでも森且行という男の生きざまが伝わるように魂込めてやりました。僕から見たら森くんはスター候補生だったけど、分け隔てなくなく接してくれたから今の距離感がある」。
森は人気絶頂のアイドルグループ、SMAPのメンバーだった1996年(平8)にオートレーサーに転身した。萩原は「びっくりした。なんてことするんだと思った。大人になって分かるけど、当時は『本当に!?』という気持ちだった。ここまで信念を貫ける人がどこまでいるのか、なかなか貫けない現実が次々に襲ってくる。僕らは想像して応援するしかないけど。縁って言うんですかね。30年以上会ってなかったんですけどね」と話した。
森は「去年、30年ぶりに同窓会で酒を飲みました。呼ばれてなかったんだけど、萩くんと連絡取れないかなと手紙をもらって、マージャンやってる選手に聞いたら『萩くんの友達なら知っています』と」。萩原は「マージャンプロを通して(笑い)。ご飯を食べて、すぐ意気投合しました」。
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森は「全然変わってない」。萩原も「僕もそう思いました。彼は常にスマートなんですよ。お互いの話をしても、苦労した話なんか1つもしませんからね。人を引きつける。とっても信じられるので、ここに映っているのが全て真実です」。森は「ありがとうございます。楽しすぎて、2軒も行っちゃいました」。穂坂監督は「先日の金八同窓会は連れて行ってもらって『もう撮れただろう』って言って、一緒に飲ませてもらいました」と振り返った。
ナレーションに萩原を起用したことに、穂坂監督は「金八つながりがあったのと、一昨年におふたりが会ったのを知っていて、萩原さんのインスタグラムを見て、この人だったら森さんの生きざまに魂込めて入れてくれるだろうと思いました」と明かした。萩原は「うれしかった。生の声しか入ってないところに、ナレーションでどう入っていけるかはチャレンジだった」。森は「よく引き受けてくれた。最高です」と話した。
穂坂監督は「大きな壁にぶつかって、つらいと思うことも多いけど、森さんが高すぎる壁に挑戦するのを見て、まず挑戦すればいいと思った。『挑戦を楽しむ』という言葉が印象的です」。森は「けがする前は強い選手と走りたくなかったけど、今は勝ってやろうと思うようになりました」。萩原は「挑戦するって憩うことは、成功を求めるんですけど、成功するってことが目的じゃない。負けても得られることがある。勝負師としてというより、人としてすごい。彼だからできる」。
森は「好きでいないとできない。壁にぶつかっても楽しい事を見つけて突き進んで」。穂坂監督は「何回も見てください。1森、2森、3森、森森、大森で」。萩原は「ここで挑戦し続けている男は本物だし、これからも挑戦し続ける。過酷な人生を歩み続ける男の人生が映っている。つらい時に、そのたびにこの映画見てもらえれば」。森は「この映画を通して、僕がオートレーサーとして戦う意味が分かると思います」と話した。
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