アトレチコ・ミネイロに所属する元ブラジル代表FWフッキが、30日にボタフォゴとのブラジル勢対決として行われるコパ・リベルタドーレス2024決勝の前日会見に出席。試合に向けての意気込みを語ったと29日、ブラジルメディアの『Lance!』が報じた。
現在38歳のフッキは、2005年に川崎フロンターレへ期限付き移籍で加入。その後、北海道コンサドーレ札幌、東京ヴェルディで活躍した同選手は、2008年にポルトへ移籍した。5シーズン在籍したポルトでは、公式戦通算164試合出場し75ゴールを記録。その後、ゼニト、上海上港を経て2021年冬にアトレチコ・ミネイロに加入すると公式戦223試合に出場し114ゴール44アシストと活躍を続けている。
そんなフッキは会見で「歴史的で特別な瞬間。このような重要な決戦に臨むことができるのは光栄なことだと選手たちにも伝える。自分たちはこれを楽しまないといけない。責任は非常に大きいが、勝利してこの夢を実現したい」とリベルタドーレス決勝を戦える喜びを語った。
続けて「サッカー以外のことも含め、これまでの自分の人生で最も重要な経験になるだろう。準備はできていると確信している。最高の自分たちを見せる。勝利のためにピッチに自分の人生の全てを出し尽くすつもりだ」と試合に全力で臨むと説明した。
そしてフッキは「自分はボタフォゴが優勝候補だと言っていた。今でも同じ考えを持っている。分析してみると、この1年の彼らは自分たちより良かった。しかしこれは決勝だ。勝者は決勝の日により良い状態で臨めたチーム。より集中してミスを減らしたチームになる。明日成功を収めたければ、この週に取り組んできたことを実践しないといけない。そして、自分たちにはそれができると信じている」と対戦相手の力を認めつつも、優勝するために準備してきたことを出し尽くすと話した。
その上で「簡単なことではないだろう。自分たちの前には素晴らしい相手がいる。ボタフォゴは現在のブラジルサッカー界で最高の瞬間を過ごしているチームだ。素晴らしい対戦相手。素晴らしいスタジアム。素晴らしい決勝。これ以上のモチベーションはない。自分たちは最大限の力を発揮して、神の御心によって再びクラブの歴史に名を刻むことができると確信している」と決勝に向けての意気込みを語った。