【福岡国際マラソン】瀬古利彦氏「引退しなくてよかった」現役続行後押しの吉田祐也優勝に感激

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2024年12月01日 15:08  日刊スポーツ

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表彰式を終えメダルを手にする、左から2位の西山、優勝の吉田、3位のワンブイ(撮影・梅根麻紀)

<陸上:福岡国際マラソン>◇1日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園〜福岡市西南部周回〜香椎折り返し(42・195キロ)



青山学院大出身の吉田祐也(27=GMOインターネットグループ)が、4年ぶり2度目の優勝を果たした。


日本歴代3位の2時間5分16秒。鈴木健吾の日本記録(2時間4分56秒)には及ばなかったが、大迫傑の自己ベスト(2時間5分29秒)を超えた。32キロ以降で独走し、来年9月の世界選手権東京大会へ大きく前進した。


レース後の場内インタビューでは「目標から遠ざかっていく自分がいまいましくてならなかったんですけど、たくさんの方が支えてくれたから、今こうしてこういうレースができた」と涙ながらに喜んだ。


吉田は大学卒業後に一般企業に内定していたというが、大学ラストイヤーの20年箱根駅伝で4区区間賞を獲得。同2月の初マラソンとなった別府大分毎日マラソンで2時間8分30秒の3位と大健闘し、現役続行に翻意した過去がある。テレビ朝日系の中継で解説を務めた瀬古利彦氏は当時、競技続行を助言したといい「『別大マラソンで引退する』と言っていたけれど、ほんとに引退しなくてよかったですね。『やりなさい』と。うれしいです」と感慨に浸った。

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