【福岡国際マラソン】吉田祐也が優勝で号泣「目標から遠ざかる自分が忌々しくて…」/一問一答

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2024年12月01日 15:18  日刊スポーツ

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好タイムで優勝した吉田はガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)

<陸上:福岡国際マラソン>◇1日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園〜福岡市西南部周回〜香椎折り返し(42・195キロ)



青山学院大出身の吉田祐也(27=GMOインターネットグループ)が、4年ぶり2度目の優勝を果たした。


日本歴代3位の2時間5分16秒。鈴木健吾の日本記録(2時間4分56秒)には及ばなかったが、大迫傑の自己ベスト(2時間5分29秒)を超えた。32キロ以降で独走し、来年9月の世界選手権東京大会へ大きく前進。場内インタビューでは涙ながらに感慨に浸った。吉田の喜びの声は以下の通り。


 ◇   ◇   ◇


−今の気持ちはいかがですか


「2020年に初優勝してから、この4年間は本当に辛かったことや悔しかったことがあまりにも多すぎて、言葉にならないです。目標から遠ざかっていく自分が忌々(いまいま)しくてならなかったんですけど、たくさんの方が支えてくれたから、今こうしてこういうレースができたと思います」


−タイムについてはいかがですか


「自分の中でタイムは意識していなくて優勝争いを常に意識していました。素晴らしい選手ばかりだったので、その中で優勝できれば自然とタイムがついてくると思っていました。大会記録を(2秒)更新できてうれしいです」


−来秋の世界陸上の代表にも近づきました


「自分の中ではまだまだこの力をもってしても世界と勝負することは難しいと思っています。でも、少しずつは良くなっている。必ず世界と戦う力をつけたいです」


−30キロからは独走でした


「30キロ以降はいかに余力を持ちながら35キロを迎えるか考えていた。ペースの落ち込みを出さずにうまくレースを組み立てることができました」


−4年前の優勝はコロナ禍で声援がありませんでしたが、今日の歓声はいかがでしたか


「最初の福岡に出た時には無観客でつらい思いがあったけれど、結果を出した時にたくさんの方に自分を認知してもらって、今日はラストの苦しい場面で名前で呼んで応援してもらって、力になりました」

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