【アメフト】立命大・山嵜大央主将「運命だったんだ」苦い思い出の地で甲子園ボウル進出に涙 

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2024年12月01日 18:50  日刊スポーツ

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立命大対早大 早大を大差で下し、甲子園ボウル出場を決めた立命大山崎主将(中)は、試合後に校歌を歌いながら号泣(撮影・西尾就之)

<アメリカンフットボール全日本大学選手権:立命大52−27早大>◇1日◇準決勝◇大阪・ヤンマースタジアム長居



立命大(関西1位)が、9年ぶり10度目の甲子園ボウル出場を決めた。2年ぶり8度目の聖地を狙う早大(関東2位)を52−27で撃破。試合後、整列するRB山嵜大央主将(だいち、4年)の目には、涙が浮かんでいた。


「甲子園ボウルでは笑いたいので、今日は泣くって決めてました」


周囲からは「今じゃないだろう」と笑われたが、ラストイヤーでの悲願達成に、素直に感情を爆発させた。


立ち上がりから、立命ペースで試合が進んだ。第1クオーター(Q)5分50秒に山嵜が13ヤードを走ってTDランで先制。同11分10秒にFGを返されたが、第2Qには一挙4TDで大量リード。35−13で折り返すと、後半にも得点を重ねた。相手の攻撃回数を44にとどめ、自チームは78回もの攻撃を仕掛けて主導権を握り続けた。


舞台は、昨年リーグ戦で関学大に敗れた会場。昨年は自身にもファンブルするミスがあり「戦犯をかまして挫折したシーズンだった」と苦い思い出が残る場所だったが、この日は自身の足でチーム2位となる90ヤードを獲得。2TDを挙げ「長居に戻ってこられて、運命を感じている。こういう運命だったんだなと思います」と喜びに浸った。


関西1位通過した誇りを胸に、関東覇者の法大と迎える決勝舞台。立命大在学時にライスボウル連覇を果たした高橋健太郎監督(43)は「本当にうれしい。学生みんなが日本一を目指すという風に頑張ってきた成果がつながった」と後輩の躍進を称賛。中でも、主将としてけん引し続けてきた山嵜をたたえ「山嵜大央は日本一のキャプテンにふさわしい人物。そうなれるようにサポートしたい」と聖地での躍動を期した。【竹本穂乃加】

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