■ボクシング全日本選手権 決勝(1日、東京・ひがしんアリーナ)
男女各階級の決勝が行われ、昨年の大会で、東京オリンピック™金メダルの入江聖奈以来、5年ぶりの“女子高校生優勝”を果たしたバンタム級の國府縞鈴(こくふ・こりん、日本体育大学1年)が、安達星奈(介護老人保健施設ロマン)と対戦した。
國府は、1回から的確なパンチでポイントを積み重ね試合を優位に進めると、3回1分54秒RSC(レフリーストップコンテスト)勝ち。実力をいかんなく発揮し、貫禄の勝利をあげた。試合後のメダリストセレモニーでは、この後に試合を控えるフライ級の姉・紗鈴依(さりい、日本体育大学2年)に「絶対優勝しろよ」と表彰台からメッセージを送った。
妹からの激励を受けた姉・紗鈴依は鈴木雅子(コサカボクシングジム)と対戦し、1回2分49秒RSC勝ちの圧勝。悲願だった史上初となる姉妹同時日本一を達成した。
妹・縞鈴は 「今まで2人で決勝まで行っても1位、2位だった。(姉妹同時日本一は)2人の夢でもあったし家族の夢でもあったので、達成できて嬉しい」と喜びを爆発させた。今後の目標は「ロサンゼルスオリンピックを目指している。オリンピックで金メダルを取ることが最終目標なので、それに向けて日本代表になって、海外の試合に出られるように頑張っていきたい」と意気込み、4年後のロス五輪での頂点を見据えた。
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姉・紗鈴依は「妹と2人でいろんな結果を残して、行けるところまで行きたい」と、今後も姉妹2人で更なる高みを目指す。
*写真は、左から姉・國府紗鈴依、妹・縞鈴。