【バレー】筑波大が2連覇で10度目V 屋台骨支えた中村悠主将「心の底からうれしい」

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2024年12月01日 19:28  日刊スポーツ

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優勝し、記念撮影で笑顔の筑波大の選手たち(撮影・鈴木みどり)

<バレーボール:ミキプルーンスーパーカレッジバレー2024>◇最終日◇1日◇女子決勝◇千葉・船橋アリーナ



女子は第1シードの筑波大が2連覇を達成した。


7大会ぶりの優勝を狙った関東秋季リーグ覇者の青学大を3−1で破り、10度目の栄冠を獲得。リベロの中村悠主将(4年=三重高)が好レシーブでチームの屋台骨を支えた。


筑波大の中村主将が、150センチの体を目いっぱい伸ばしてボールに食らい付いた。青学大に何度も詰め寄られる熱戦となったが、「試合の前から1点の勝負になることはわかっていた」と心は冷静だった。要所で好レシーブを連発。「落ち着いて、大丈夫」と声でも鼓舞し、チームを日本一へ導いた。2連覇に「心の底からうれしい」。抱き合って喜びをかみしめた。


悩み抜いた1年だった。今年の全日本高校選手権(春高)で優勝した就実高から同じポジションの井上凜香が加入。チーム方針でリベロ2枚体制となり出場機会が減った。落ち込むこともあったが、この日の最終局面は中西康己監督から「お前1枚でいってこい」と託された。「絶対拾う」。4年分の思いを1球にかけた。


昨季は日本代表経験もある佐藤淑乃(現NEC川崎)、大山遼(現大阪M)の2枚看板を擁した。常勝軍団の主将を任される重圧に「不安だった」と弱気になることもあったが、2人の先輩から「自分のチームをつくればいい」と背中を押された。今季は東日本インカレ、秋季リーグでは優勝を逃した。それでも、その言葉と仲間たちが支えてくれた。「下を向いた時に、みんなの頑張る姿に力をもらった」。学生最後の全日本インカレで、満開の笑顔を咲かせた。【勝部晃多】

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