拓殖大女子陸上部が2日、東京・文京キャンパスで今月30日の富士山女子駅伝へ向けた壮行会を開いた。
五十嵐利治監督はチーム目標の初優勝へ「1番大事なのは持てる力を100%出すこと。選手1人1人が100%の力を出し切った中で、優勝という結果がついてこれば」と見据えた。
富士山女子駅伝は名城大が6連覇中。今年10月の全日本大学女子駅伝では立命館大が大会新記録で優勝しており、同2位の大東大、同3位の城西大も力がある。
拓大は昨年の富士山女子、今年の全日本女子とともに7位。上位校とは差があるが、前回大会7区区間賞の新井沙希(3年)、同3区区間3位の池主茉弥(3年)らがメンバー入りし、今季はエースの不破聖衣来(4年)も実戦を積んでいる。
3年ぶりの出走を目指す不破は、7日のエディオンディスタンスチャレンジ(大阪)にも1万メートルで出場予定。指揮官はこの意図を「あくまで1番の目標としているのは12月30日の富士山女子駅伝。3週間前のポイント練習の一環という捉え方をして出場させる」と説明した。不破は1年時に5区で区間記録を打ち立てているが、今大会での起用区間については「分かるでしょ」と話すにとどめた。
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4年生にとっては学生最後の駅伝となる。門脇奈穂主将(4年)は「優勝という目標を自信を持って言えるように、残りの期間は大事にして、チーム一丸で頑張っていきたい」と抱負。不破も「4年間の集大成となる駅伝なので、個人でもチームでも目標を達成できるように頑張りたい。区間賞に近い走りを見せたい」と意気込んだ。
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