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実業家の前澤友作さんが手掛ける新サービス「カブアンド」を提供するカブ&ピース(東京都港区)は12月1日、MVNOサービス「KABU&モバイル」で発生している不具合を巡り、ユーザーの損失を一部補償する方針を示した。
KABU&モバイルではSIMカードの配送遅延やMNP開通手続きの不具合が生じている。これにより通信プランの変更が遅れ、乗り換え前のプランで12月分の利用料金が発生するユーザーに対しては補償をするという。具体的な対象者や補償内容は改めて案内するとしている。
同サービスでは不具合により、一時回線の切り替え手続きもできなくなっていたが、こちらは復旧したという。ユーザーに対しては、SIMカードが届いている場合は手順通りの手続きを進め、そうでない場合はカードの配送を待つよう案内している。
ただしMNP転出で申し込んだユーザーについては、MNP予約番号の有効期限が直近か、本人確認手続きが完了していない場合、カブアンド側で申し込みをキャンセルする可能性がある。キャンセルする場合は別途メールで連絡するとしている。
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カブアンドは、モバイル通信の他、電気、ガス、インターネット回線などの生活インフラサービスを提供している。サービスの利用料金に応じ、同社の未公開株と交換できる電子チケット「株引換券」を受け取ることができるとして、SNSなどで話題を呼んでいる。
一方でKABU&モバイルでは20日の受付開始から申し込みが殺到し、回線の切り替え手続きができないなどの不具合が生じていた。MNP転出で申し込む際にソフトバンクの回線が選べない他、一部のユーザーでは、モバイル通信が一時的に使えなくなっていたとして、謝罪していた。
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