アラベスは2日、ルイス・ガルシア・プラサ監督を解任したことを発表。また、後任としてエドゥアルド・コウデ氏が就任することも併せて伝えている。
1972年12月1日生まれのルイス・ガルシア・プラサ氏は現在52歳。レバンテやヘタフェ、マジョルカなどを指揮した後、2022年夏にアラベスの監督に就任した。前シーズンに6年ぶりとなるセグンダ降格の憂き目に遭ったチームの再建を託された中、2022−23シーズンを勝ち点71の4位で終えると、進出した昇格プレーオフを勝ち上がり、見事に1年でのラ・リーガ復帰を達成。迎えた昨シーズンも、1年を通じて降格圏内に一度も沈むことなく、2016−17シーズン以来となるトップハーフ(10位)でのフィニッシュを成し遂げていた。
しかし今シーズンは、第3節レアル・ソシエダ戦、第4節ラス・パルマス戦と2連勝を記録したものの、第7節から第11節にかけて5連敗。直近も3試合未勝利が続いており、第15節終了時点で4勝2分9敗の16位に。そして2日に、成績不振による解任が決定。約2年半に渡ったバスク第2の都市での冒険は、公式戦通算108試合で44勝28分36敗となっている。
そんな同指揮官の後任として指揮を取るのは、“異端児”エドゥアルド・コウデ氏となる。現在50歳のアルゼンチン人指揮官は2020年11月から約2年間、古巣セルタを率いており、『4−1−3−2』というシステムの下で、緻密なポジショニングと創造性溢れる攻撃的パターンから生まれるスペクタクルなフットボールを体現。その後は、アトレチコ・ミネイロとインテルナシオナルでも手腕を振るっていた。
今シーズンのラ・リーガにおいて、監督交代に踏み切った3クラブ目となったアラベス。果たして、“ババソーロ”の決断は吉と出るか、凶と出るか。注目の初陣は、8日の第17節オサスナ戦となる。