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ライフカードが12月2日に発表した声明がX上で物議を醸している。声明の内容は、ネット上にある児童性的虐待コンテンツの削除を推進する、英国の非営利団体「Internet Watch Foundation」(IWF)への参加を表明するもの。IWHFへの加盟に伴い、ライフカードは「EC加盟店のサイト上のコンテンツを定期的に確認し、必要に応じて改善をお願いする」と述べている。
電子商取引市場は世界的に拡大しており、インターネット上でのクレジットカード取引も増加傾向にある。ライフカードは日本市場の特徴として「日本国内ではアニメやマンガといった日本独自の文化を背景に、多様な商材が国内外で取引され、その魅力が広がりを見せている」と説明。一方で「国際的な基準に照らした場合、特定の商材が誤解を生む可能性が指摘されている」とも続けている。
このような背景からライフカードは、IWFによる情報を活用して、EC加盟店の取扱商品・サービスについて適切な対応を支援すると表明。具体的には「サイト上のコンテンツを定期的に確認し、必要に応じて改善をお願いすることで、グローバル基準を満たす安全な取引環境の維持を目指す」と示した。これによって、加盟店がビジネスを継続できる環境を整えつつ、日本のアニメやマンガ文化を世界に広める支援を行うという。
しかしこの声明に対して、一部のXユーザーからは「ライフカードは勝手に検閲を始めるということか」という旨の意見が上がっている。中には、3000RP・4000いいね以上を集めるなど、話題になっているポストも見られる。
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ユーザーからは「ライフカード、持ってるけど解約しようかな」「決済会社は決済だけやってて」「漫画やアニメは児童性的コンテンツと関係ない」「誤解だと認識しているなら、そのIWFの中で誤解を解いて欲しい」など、ライフカードやIWFの意見に対して反対する声が相次いでいる。
一方で「単に自社の加盟店受入方針を変えただけで、検閲ではないように思う」「世界で売れないコンテンツに対して世界で売れないよと言ったら検閲って」など、慎重な意見も出ている。
クレジットカードと表現を巡っては、同人誌の販売サイトなどを中心に、一部クレジットカードによる決済手段を一時停止する動きが相次いでいる。直近では、「とらのあな」「メロンブックス」などの通販サイトがVisaやMastercardでの決済を停止した他、電子書籍配信サービス「マンガ図書館Z」はカード会社や決済代行会社による圧力が原因で、11月にサイトを閉鎖していた。なお、IWFの公式Webサイトによると、Visaは23年3月、Mastercardは21年3月にIWFへ加盟しているという。
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