大みそかに開催の『RIZIN DECADE』(さいたまスーパーアリーナ)で行われるライアン・ガルシアvs.安保瑠輝也の記者会見が3日に都内で行われた。ガルシアはアメリカからリモート参加、会場で参加予定だった安保は寝坊で遅刻のため電話で参加と“主役不在”の会見となったが、両者は顔を合わせずに音声のみで激しいトラッシュトークを繰り広げた。
【動画】『RIZIN』ショーン・オマリー、“UFCファイター”が大晦日に来日決定!榊原CEOが追加アンダーカードについて言及 現地時間26日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた1回目の会見は、安保が「スポーツマンシップもリスペクトもないお前に武士道を叩き込む、F**K You!!」と挑発すると、ガルシアも「彼に興味がないしいまだに誰か知らないが、尊敬するマニー・パッキャオをKOしに行く姿勢がムカついた。F**K You!!」と応じ、一気に対戦ムードを高めた。
今回が第2ラウンドとなるはずだったが、会見場に姿を見せたのはRIZIN榊原信行CEOとアメリカでPPV配信するFANMIOのサロメンCEOのみ。電話がつながった安保は「すみません、寝坊しました」と謝罪し、「自分は会見でアメリカに行ったのに、昨日の夜にライアンが日本に来ないかもしれないって聞いて、なんで俺だけ会見にまた行くのかってムカついて、二度寝しちゃいました」と堂々と打ち明けた。
一方のガルシアは「安保がいなくて驚いてるよ」と切り出すと、「身の程を知れ。お前はあくまでBサイドだ。世界トップと戦うということを理解しておけ。言われたことをやっておけばいいんだ。試合でもボコボコにしてやる」とまくしたてた。
黙ってられない安保は「お前は前の試合(4月のヘイニー戦)で体重を守らないし、ドーピング検査で陽性になっても『サプリに問題があった』とか言い訳してたけど、問題があるのはお前のスポーツマンシップだ。真面目なことを言ってるけど、そんなキャラじゃないだろ、真面目ぶるな!」と応戦。会見場を中心に電話とリモートでつながる両者が、お互いの言葉を遮るようにトラッシュトークを連発した。
ここで大活躍したのが、RIZINマッチメーカーで英語の通訳も務める柏木信吾氏。両者の言葉を英語と日本語を即座に通訳し、会見を滞りなく見事に進行させた。会見後に柏木氏に話を聞くと、「お互いの言いたいことの8割くらいは伝えられていると思います。自分が通訳している間にどんどんお互いにトークしていますが、話しながら単語を聞いています」と明かしてくれた。
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