レヴァークーゼンがドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツとの契約延長を画策しているようだ。12月1日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
2003年5月3日生まれで現在21歳のヴィルツは2020年1月にレヴァークーゼンの下部組織へ加入し、同年5月にトップチームデビューを飾った。徐々に出番を増やしていくと、近年は攻撃の主軸に定着し、ここまで公式戦通算172試合で50ゴール55アシストを記録。背番号「10」を託され臨んだ昨シーズンは18ゴール20アシストをマークするなど躍動し、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝に大きく貢献した。
レヴァークーゼンとの現行契約を2027年6月末まで残しているヴィルツだが、バイエルンやレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、アーセナルら欧州屈指のメガクラブが関心を寄せており、来夏の移籍市場で大規模な争奪戦が勃発する可能性があるとも報じられている。
今回の報道によると、レヴァークーゼンはヴィルツ退団の可能性を考慮し、2027年6月末までとなっている契約期間を1年間延長することを本格的に検討しているという。新契約が締結された場合には同選手の給与は大幅に増額となる見込みで、すでに代理人との最初の交渉が行われたようだ。一方で、契約延長の目処が立たない場合には、多額の移籍金の回収が見込める来夏のタイミングで、他クラブからのオファーに耳を傾ける可能性が高いと報じられている。
なお、レヴァークーゼンはヴィルツの移籍金として少なくとも1億5000万ユーロ(約236億円)を要求しているようだ。