「推し活」という言葉が定着して久しい。その文脈で使われる「同担」という言葉は「担当が自分と同じ」、つまり応援対象が共通しているという言葉だが、嫁姑が同担だったらどうだろう。そんな事態を描いた漫画『結婚の挨拶に行ったら義母が同担だった話(嫁姑の推し活)』がXで人気だ。
(参考:漫画『結婚の挨拶に行ったら義母が同担だった話』を読む)
本作は『嫁姑の推し活』の第1話。この作品の制作について、自身も推し活に勤しんでいるという作者・篠原知宏さん(@shinoharat)に話を聞いた。(小池直也)
――約2.2万のいいねが付いていますが、反響などはいかがですか?
篠原知宏(以下、篠原):たくさんの方に読んでいただけて本当に嬉しいです。今は推し活をしている人口が多いので刺さった方が多いのかなと思いました。
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――作品の着想や制作のきっかけについて教えてください。
篠原:私自身も推し活をしているのですが、その界隈では年齢層の幅が広いファンや親子で推し活をしている方が多く、それが着想に繋がりました。
――描くのに気を遣うトピックでもあると思うので苦労などもあるかと思います。
篠原:担当編集さんも推し活をしており、それぞれの推しグループ界隈のあるあるなどを打ち合わせの時によく話しながら解像度を上げています。
ずっと「推し活は楽しい」というテーマからブレず、かつ楽しく構想していたので特に苦労はありませんでした。
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――実際こんな嫁姑がいたら楽しそうだけど、同居していたら生活が大変そうだなとも思いました。
篠原:推し活に理解のある夫と舅、グッズをたくさん買っても大丈夫そうな金銭面やら、だいぶ環境に恵まれてるなと描いてて自分でも思います(笑)。
――架空のボーイズグループ「ネビュラ」には何かモデルや参考にしたグループは?
篠原:令和の今をときめく色々なボーイズグループを参考にしています。
――作画やキャラデザインについてはいかがでしょう? こだわりや意識していることがあれば教えてください。
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篠原:嫁姑が並んでいてかわいいなと思えるような身長差やフォルム感を意識しました。
――『嫁姑の推し活』の単行本も発売されましたね。
篠原:ありがとうございます。もともと紙書籍化の予定はなかったのですが、ありがたい事に応援の声が多く現実となりました。本当に嬉しいです。
――憧れ、影響を受けた作品や作家はいますか?
篠原:たくさんいらっしゃって挙げきれません……!
――作家としての展望、なりたい作家像を教えてください。
篠原:出来るだけ息が長い作家になりたいです。
(小池直也)
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