ZOZOと、服のお直しサービス「キヤスク」を運営するコワードローブが、インクルーシブウェアの受注生産サービス「キヤスク with ZOZO」を、TSIとシップスに導入すると発表した。導入決定に伴い、12月3日の国際障がい者の日から、TSIが展開する「ナノ・ユニバース(NANO universe)」が、キヤスク with ZOZOが開発した車椅子ユーザーの悩みに応えるパンツをZOZOTOWNで受注販売している。また、シップスが展開するオンライン限定レーベル「シップスミー(SHIPS.me)」でも、キヤスク with ZOZOを通じてインクルーシブウェアの受注販売を順次開始する。
キヤスク with ZOZOは、ZOZOが展開する生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」を通じ、ファッションブランドがZOZOTOWN上でインクルーシブウェアを受注販売できるサービス。コワードローブが提供するキヤスクの知見を活かし、障がい者を含めた全ての人が着やすいデザインとなっている。また、ZOZOの「マルチサイズ」対応による最大56サイズに、キヤスク with ZOZO独自の13サイズを加えた計69サイズを展開している。今年8月、同サービス第1弾として、車椅子ユーザーの悩みに応えるパンツ「チェアーパンツ」を開発・販売した。
なお、キヤスク with ZOZOの対応ブランドや型数は今後も拡大予定。同サービスに共感するファッションブランドと共にインクルーシブウェアの輪を広げていくことで、障がい者を含めたすべての人がファッションを楽しめる世界を実現していくという。