マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、アーセナル戦に向けた意気込みを語った。4日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
ルート・ファン・ニステルローイ氏(現:レスター監督)の暫定体制を経て、11月のインターナショナルマッチウィーク明けからアモリム監督が指揮を執っているマンチェスター・ユナイテッド。イプスウィッチとの初陣は1−1のドローに終わったが、2戦目となったヨーロッパリーグ(EL)のボデ・グリムト戦は3−2で勝利。直近で行われたエヴァートン戦は4−0で快勝し、新体制は2勝1分とまずまずの船出となっている。
現地時間4日に控えるプレミアリーグ第14節ではアーセナルと対戦。ミケル・アルテタ監督率いるチームは第8節から4戦未勝利と不振に陥ったが、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアの復帰とともに本調子を取り戻し、現在は公式戦3連勝中と波に乗っている。アモリム監督は敵地『エミレーツ・スタジアム』での大一番に向けて次のように語った。
「嵐が来るだろう。困難な瞬間を迎えるだろうし、いくつかの試合では見破られてしまうかもしれない。チームの違いは理解している。我々はトレーニングをせず、チームにシンプルなことだけを盛り込んでいる。エヴァートン戦ではそれを感じただろう。キャプテンが一言言えば状況を変えられるわけではない。なので、試合ごとにパフォーマンスや改善点、そして試合に勝つことに集中しなくてはならない」
「マンチェスター・ユナイテッドの監督としてこのようなことを言うのは非常に難しい。我々は常に勝ちたいと思っているし、そのために努めるが、アーセナルと比べた場合にはまだ違う地点にいる。自信を持って試合に臨むが、勝つためには非常に良いプレーをする必要がある」
また、アモリム監督は敵将であるアルテタ監督についても言及。就任当時に低迷していたチームを立て直し、プレミアリーグ優勝を争うまでに復活させた手腕について「監督というのはタイトルで評価されることがあるが、彼がアーセナルで成し遂げたことは素晴らしい。チームを一変させたんだ。私は長い間プレミアリーグを追ってきたので、困難な時期に彼が持っていたのと同じ考え方を持ち続けたいと思う」とコメントした。
注目の一戦は日本時間5日の午前5時15分にキックオフされる。