【射撃】無課金おじさんが「未来のチャンピオン」指導 28歳で競技開始→51歳“アイドル”に

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2024年12月04日 18:31  日刊スポーツ

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体験コーナーで銃を握る、パリ五輪射撃混合エアピストル銀メダリストの「無課金おじさん」ことユスフ・ディケチ(撮影・河田真司)

パリオリンピック(五輪)射撃混合エアピストルで銀メダルを獲得した「無課金おじさん」ことユスフ・ディケチ(51=トルコ)が「未来のチャンピオン」へ指導した。


4日、都内の日本オリンピックミュージアムを視察。前日3日に来日した際にはコートを手に“重装備”だったが、この日は青のシャツにグレーのジェケットを羽織った“軽装”で館内を巡った。


射撃を体験できるコーナーでは、5発で51・1点(54・5点満点)をマーク。「とても素晴らしいゲーム。小さい子供でも安全に練習することができ、射撃という競技を好きになってもらうことができる展示」とたたえた。


自身のパリ五輪での活躍を見て、今夏に競技を始めたという少年に“指導”も行った。背中に立ちながら優しく見守り「未来のチャンピオンです」とたたえた。特別な装備を着けず、Tシャツ姿で競技に臨む姿が話題となり、世界中に影響を与えた。「若者や子供たちのアイドルになること、いい例になることはとても素晴らしい感情を引き起こすもの。自分がスポーツを始めるきっかけになれたことはとてもうれしいし光栄」と笑顔を見せた。


自らは射撃競技は28歳で開始。「その時まではこんなスポーツがあるということを知らなかった」と振り返りつつ、「子供たちにもこのようなスポーツがあると見せることができる。努力すれば成功することができる」とエールを送った。【飯岡大暉】

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