日本と中国の有識者が議論を行う会議がきょうから始まり、中国の王毅外相はアメリカのトランプ次期大統領を念頭に「外部勢力による日本と中国の対立の誘発を防がなければならない」と訴えました。
今回で20回目となる「東京−北京フォーラム」がきょうから都内で始まり、日本と中国の有識者およそ100人が2日間にわたって政治や外交、経済などについて議論します。
開会式では、岩屋外務大臣があいさつをしたほか、中国の王毅外相がビデオメッセージを寄せました。
中国 王毅 外相
「中日はともにアジアの団結と協力を守り、外部勢力による対立の誘発を防がなければならない」
王毅外相は単独主義と保護主義が台頭しているとしたうえでこのように述べ、来年1月にアメリカの大統領に就任するトランプ氏を念頭にアメリカをけん制する姿勢を示しました。また、「適切な時期に日本を訪問したい」と話しました。
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