AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグフェーズ第6節が4日に行われ、川崎フロンターレと山東泰山(中国)が対戦した。
ここまで5試合を消化したリーグフェーズで3勝2敗を記録し、勝ち点「9」を積み上げている川崎F。大会初戦を白星で飾った同クラブだが、以降は連続で完封負けとなり連敗を喫してしまった。しかし、その後は見事に連勝を達成。公式戦全体で見ても現在5戦負けなしと好調を維持しており、3連勝を目指しホームで山東泰山を迎え撃つ。
試合は、開始早々の3分に川崎Fがスコアを動かす。縦パスを引き出した小林悠が右サイドに展開し、エリソンが強靭なフィジカルを生かしながらボックス内に侵入。相手とのコンタクトでこぼれたボールを瀬川祐輔が拾い、左足に持ち替えながらシュートを放つ。一度はGKに弾かれたものの、流れたボールの先で待ち受けるマルシーニョが再度シュート。確実に押し込んで先制点をマークした。
一方の山東泰山も36分に続けて決定機を創出。左からカットインしてきたヴァレリ・カザイシュヴィリのパスが小林の足に当たり、河原創にも接触しながらボールはゼカのもとへ。しかし、ダイレクトで狙ったシュートはGKチョン・ソンリョンの手を弾きながらクロスバーに直撃。すぐさまボックス内で山東泰山が即時奪回に成功すると、クロスの流れから最後はリ・ユァンイがグラウンダーのシュートを放つ。だが、再び川崎Fの守護神チョン・ソンリョンがビッグセーブを披露。連続でチームを救うプレーを見せた。
すると、41分にまたも川崎Fがスコアを動かす。右サイドでフリーキックを得ると、キッカーを務めた山本悠樹が直接シュート。右足で壁の外側から巻いた一撃を放つ。ボールは狙い通りニアを射抜き、GKの手を弾いてゴールへと吸い込まれた。
後半は激しいマッチアップが多発するアグレッシブな展開に。立ち上がりの49分には、相手選手と交錯した瀬川が負傷により交代を余儀なくされてしまう。それでも65分に川崎Fがコーナキックを獲得し、山本が右足でインスイングのクロスを供給。ファーに送られたボールをジェジエウが頭で合わせ、川崎Fが大きな3点目を奪った。
90分にも山田新が1点を追加し、そのまま試合は4−0で終了。前回大会ラウンド16で敗れた相手に川崎Fがリベンジを果たした。次節、川崎Fは来年2月11日にアウェイで浦項スティーラース(韓国)と対戦する。
【スコア】
川崎フロンターレ 4−0 山東泰山
【得点者】
1−0 3分 マルシーニョ(川崎フロンターレ)
2−0 41分 山本悠樹(川崎フロンターレ)
3−0 65分 ジェジエウ(川崎フロンターレ)
4−0 90分 山田新(川崎フロンターレ)