パリ五輪柔道女子52キロ級代表の阿部詩(24=パーク24)が“再始動”した。11日、都内で行われた国際合宿に参加。10月中旬から練習再開し「本調子ではない」中で海外選手と対戦し「リズムや距離感が独特。一からつくり直せた」と感覚を取り戻した。
復帰戦は明言しなかったが、来年6月の世界選手権(ブダペスト)で「もう1度、世界一になりたい」と宣言。「前を向かないと進めない」と切り替えた。男子90キロ級で銀メダルの村尾三四郎(24)も参加。パリ五輪の決勝で敗れたベカウリ(ジョージア)から豪快に投げられる場面もあったが、明るい表情が進歩を物語っていた。