アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が負傷者について言及した。10日、イギリスメディア『ガーディアン』がコメントを伝えている。
年末年始にかけて過密日程が続くアーセナルだが、現在トップチームの守備陣に負傷者が続出。直近のフルアム戦を欠場したブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコに加え、日本代表DF冨安健洋とイングランド人DFベン・ホワイトも戦列を離れている。
さらにイギリス紙『イブニング・スタンダード』が報じたところによると、オランダ代表DFユリエン・ティンバーとガーナ代表MFトーマス・パルティの2名が現地時間9日火曜日に行われたトレーニングを欠席した模様。これにより、アーセナルは最終ラインでプレー可能な7名を欠いた状態で現地時間10日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節モナコ戦を戦う可能性が浮上している。
主将を務めるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアの負傷離脱など、シーズン開幕当初から難しい台所事情での戦いを余儀なくされているアーセナル。モナコ戦の前日会見に出席したミケル・アルテタ監督は相次ぐ負傷者について「負傷から復帰した選手が再び負傷している。カップ戦から離脱しない限り、休みはあまりないだろう。しかし、我々はすべてのコンペティションで勝ちたいと思っているし、そうなることを願っているよ」とコメント。その上で、モナコ戦で出場の可能性が浮上したスコットランド代表DFキーラン・ティアニーについて次のように語った。
「彼(ティアニー)」は準備ができている。本当に良いトレーニングを積んでいるし、間違いなくチャンスが与えらることになるだろう。今のチーム状況を見れば、彼がチャンスを得たと言えるだろうし、だからこそ彼は出場する。彼の振る舞いや我々と一緒にいる様子から、彼がやる気に満ち溢れていることがわかる。そのような状況であればチャンスを与えるべきだろう」
なお、ティアニーが最後にアーセナルの一員として公式戦に出場したのは、昨年8月に行われたマンチェスター・シティとのFAコミュニティ・シールド。仮にモナコ戦で起用されれば、アーセナルの選手として約1年4カ月ぶりの公式戦出場となる。