愛知県在住の50代女性・美喜子さんは昨年、地元で開催された唐揚げイベントに遊びに行った。
しかし、その途中で体調が悪くなってきて......。
<美喜子さんからのお便り>
23年のゴールデンウィーク、職場の近くの河岸で唐揚げのイベントが開催されました。
全国から選りすぐりの唐揚げ屋さんが集まり、どのお店も大行列。私もその行列に並んでいました。
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1軒目の唐揚げを無事に購入し、2軒目に並んでいた時です。急にお腹の調子が悪くなり。気持ち悪くて立っていられない状態に。
友人の腕につかまり、「もうダメかも」って言った途端、視界がどんどん白くなっていき、気づいいたら倒れてました。
救護テントに運ばれて...
「大丈夫ですか?」という女性の叫び声でハッと目が覚めましたが、自分でも状況がわからず、「えっなに?何が起こったの」という感じ。そのまま救護テントに連れていかれ、少し休ませていただきました。
すると、その休んでいる間に、若いカップルの方がテントの中を覗き込んできたのです。
そして「大丈夫ですかー?」っといって、私が並んでいた唐揚げ屋さんの唐揚げを「これどうぞ」と差し出してくれたのでした。
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友人がお金をと渡そうとしても「いいですいいです」と受け取ってもらえず、サーッといなくなってしまったそうです。
ほんとにうれしかったです。
「今どきの若者は......」なんて言われることもあるこのご時世ですが、まだまだ世の中捨てたもんじゃない。心の底からそう思いました。
寝たままでちゃんとお礼が言えてなかったので、この場を借りて、お礼をいわせて下さい。
あの後、体調の変化もなかったのですが大事をとってすぐ帰宅しました。
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唐揚げは家でおいしくいただきました。
お腹も心も満たされました。ほんとにほんとにありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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