武豊騎手が今年勝てば単独トップ! ジョッキーの有馬記念勝利数ベスト3

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2024年12月12日 14:30  netkeiba

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武豊騎手(撮影:下野雄規)
 中山競馬場で12月22日(日)に行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。史上3頭目の秋古馬三冠を狙うドウデュース、今年のダービー馬ダノンデサイルをはじめ、グランプリレースにふさわしい好メンバーが集った。1年間の総決算と称されるビッグレースでかつて生まれた記録とは。騎手の勝利数にスポットを当て、ベスト3を紹介する。

 これまで有馬記念で複数回勝利しているジョッキーは14人いる。

■1位 4勝 武豊騎手、池添謙一騎手

 武豊騎手は90年にオグリキャップのラストランを飾ると、06年にディープインパクト、17年にキタサンブラックで白星。昨年ドウデュースで制して、最多タイの4勝とした。父の武邦彦騎手も76年にトウショウボーイで勝っており、親子制覇も達成している。

 “グランプリ男”の異名を持つ池添謙一騎手も、その名にふさわしい活躍。09年にドリームジャーニーで初制覇すると、同馬の全弟にあたるオルフェーヴルで11年、13年に勝利した。18年には3歳馬ブラストワンピースを巧みに導き、並みいる古馬を破っている。

■2位 3勝 O.ペリエ騎手、C.ルメール騎手、田原成貴騎手、岡部幸雄騎手

 O.ペリエ騎手は史上唯一の3連覇。02年、03年にシンボリクリスエスで連覇すると、翌年にはゼンノロブロイで秋古馬三冠を達成した。岡部騎手はシンボリルドルフで連覇。84年は2馬身差、85年は4馬身差の完勝劇を見せている。さらに88年にはオグリキャップで3勝目。同じ芦毛のライバル・タマモクロスを破っての戴冠だった。

 田原騎手、ルメール騎手はそれぞれ違う馬で3勝を挙げている。前者は83年にリードホーユーで初勝利をマークすると、93年は中1年ぶりの出走で“奇跡の復活”を見せたトウカイテイオーの手綱をとった。95年にはマヤノトップガンで華麗に逃げ切り、2位タイの3勝としている。

 ルメール騎手は05年にハーツクライでディープインパクトを破り、日本でのGI初勝利を有馬記念で達成。その後、JRAの通年免許を取得し、16年にサトノダイヤモンドで2勝目。22年にはイクイノックスとタッグを組み、天皇賞(秋)からGI連勝を飾り、同馬のさらなる大活躍へとつなげた。

■3位 2勝 野平祐二騎手、的場均騎手など

 2勝を挙げているのは8人。とりわけ野平騎手はスピードシンボリとのタッグで69年、70年に勝利した。同馬は凱旋門賞に初めて挑んだ日本馬としても知られる。的場騎手はグラスワンダーとのコンビで連覇達成。98年は連敗直後で4番人気まで評価を落としたが、豪華メンバーを相手に勝利して復活をアピール。翌年は春に宝塚記念を勝っての参戦で、春秋グランプリ制覇も達成した。高松三太騎手も60年と61年を連覇

 今年の有馬記念では、武豊騎手がドウデュースとのコンビで参戦する。勝てば単独トップの同レース5勝目。天皇賞(秋)、ジャパンCを連勝した勢いに加え、昨年の覇者でもあり、快挙の期待は大きい。レジェンドが再び大記録を打ち立てるだろうか。

【ジョッキーの有馬記念勝利数】(敬称略)
・4勝
武豊
池添謙一

・3勝
O.ペリエ
C.ルメール
田原成貴
岡部幸雄

・2勝
蛯名正義
野平祐二
保田隆芳
的場均
大崎昭一
増沢末夫
高松三太
加賀武見

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