アニメ映画「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」の、本編映像を含む8分超えの日本語吹替版“スペシャルフッテージ映像”が公開された。
【動画】本編映像を含む8分超えの日本語吹替版“スペシャルフッテージ映像”神山健治が監督を務め、12月27日に公開される「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」は、3部作で展開された映画「ロード・オブ・ザ・リング」の200年前の世界を描く物語。エオウィンのナレーションから始まる映像は、王国の脅威となったウルフ率いる大軍勢により、角笛城へと追われたヘルム王と主人公・ヘラたちを映し出す。ヘルム王に怯える敵や、オークに襲われピンチに陥るヘラ、それを拳ひとつで救うヘルム王らが収められた。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズすべての脚本を手がけ、「ローハンの戦い」ではストーリー原案を担った製作担当のフィリッパ・ボウエンからはコメントが到着。ヘラが原作では名もなき存在だったことを語りつつ「原作者トールキンは、決して彼女を忘れてしまったわけではないと思うんです。単に彼女の物語について語りきれなかったのではないでしょうか」と述べる。そして「彼女について深堀りできるのはとても興味深い作業でした」と振り返った。
■ フィリッパ・ボウエンコメント
「指輪物語 追補編」に綴られた本作のストーリーにすぐさま惹きつけられた理由の一つは、この名もなきの女性の存在でした。彼女は戦いの中核をなす存在にもかかわらず、原作では名前を与えられていません。原作者トールキンは、決して彼女を忘れてしまったわけではないと思うんです。単に彼女の物語について語りきれなかったのではないでしょうか。ですから、彼女について深堀りできるのはとても興味深い作業でした。原作者トールキンはある書簡の中で、“語られていない物語の中にこそ、最も奥深い物語があるのかもしれない”と述べています。私たちは原作の壮大な世界に再び足を踏み入れ、そこに書かれている物語をすべて引っ張り出しました。ファンタジー満載のクリーチャーも登場するけれど、やっぱり物語は人間を描くこと。人間としてどんな選択をするのかという物語です。それがトールキンの物語の強さだと思っています
すべての「ロード・オブ・ザ・リング」ファンの皆さんに期待いただける、実写映画の意志を受け継いだ作品になっています。ファンの皆さんだけが分かる隠し要素も盛り込んでいますので、見つけてもらえるのを楽しみにしています
■ アニメ映画「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」
2024年12月27日(金)公開
□ スタッフ
監督:神山健治
製作:フィリッパ・ボウエン、ジェイソン・デマルコ、ジョセフ・チョウ
製作総指揮:フラン・ウォルシュ、ピーター・ジャクソン、サム・レジスター、キャロリン・ブラックウッド、トビー・エメリッヒ
脚本:ジェフリー・アディス&ウィル・マシューズ、フィービー・ギッティンズ&アーティ・パパゲオルジョウ
ストーリー:アディス&マシューズ、フィリッパ・ボウエン
配給:ワーナー・ブラザース映画
□ 日本語吹替版キャスト
ヘルム王:市村正親
王女ヘラ:小芝風花
ウルフ:津田健次郎
フレアラフ:中村悠一
オルウィン:本田貴子
エオウィン:坂本真綾
フレカ:斧アツシ
ハレス:森川智之
ハマ:入野自由
ターグ将軍:山寺宏一
老ペニクルック:沢田敏子
リーフ:田谷隼
ソーン卿:大塚芳忠
シャンク:飯泉征貴
ロット:村治学
サルマン:勝部演之
□ 字幕版キャスト
ヘルム王:ブライアン・コックス
王女ヘラ:ガイア・ワイズ
ウルフ:ルーク・パスクァリーノ
オルウィン:ミランダ・オットー
ほか
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