【箱根駅伝】国学院大・吉田蔵之介「全力を」　父はケツメイシ大蔵、レース前の”勝負曲”は…

国学院大が13日、第101回箱根駅伝（来年1月2、3日）へ向けた取材会を、都内の渋谷キャンパスで実施した。

前回大会で9区を走った吉田蔵之介（2年）は、当時ルーキーながら区間7位と奮闘。それでも「自分の走りは出来なかった」と、さらなる好成績を狙う。

父は人気音楽グループ「ケツメイシ」のリーダー、大蔵。家族として、長男として、父の存在は大きい。「何万人という観客の前に立ち堂々と歌っている姿を見ると、本当に格好いいなと思うし、尊敬する」。埼玉栄3年時、全国高校駅伝でアンカーを任されたときからのルーティンが、父が歌う「覚悟はいいか」を聴くこと。「気持ちが1番上がる」と、今大会でも引き続き“勝負曲”として選ぶ予定だ。

チームにとって3冠が懸かる今大会。「しっかり優勝して、4年生に卒業してもらうことが1番の目標。個人の目標としては、任された区間でしっかり全力を出したい」と意気込む。

今シーズンは何度もけがに悩まされたが、しっかり治して2度目の箱根に間に合わせた。“覚悟”を胸にスタートラインに立つ。【奥岡幹浩】