リチャード・ギアは当初、映画「プリティ・ウーマン」の出演を断っていたそうだ。
世界的大ヒットを記録した1990年の同ロマンティックコメディで、裕福な実業家エドワード・ルイスを演じたリチャードだが、最初に脚本を受け取った時には「理解できなかった」そうで、自分が参加するとは思えなかったという。
ポッドキャスト番組「アワーズ・チャッター」でリチャードはこう語った。
「はっきり言わせてもらうと、僕はこの映画が本当に好きなんだ。最初は理解できなかった。キャラクターが不在だったからね。だから、この作品を読んで『僕には合わない。僕にとっては、スーツが映画に出ているようなものだから』って言ったんだ」
「映画を見るのは構わない。でも、自分がこれをやるとは思えない』ってね」
しかし乗り気ではなかったものの、リチャードはゲイリー・マーシャル監督と会うことに同意したという。
「脚本について話し始めて、僕は言ったんだ『キャラクターが不在だ』ってね」
それに対してマーシャル監督は「君と僕でそれを見つけよう」と答えたという。
また、すでにビビアン・ウォード役にキャスティングされていたジュリア・ロバーツと会うことにも同意したそうで、ミーティング開始から45分が経過したところで監督から電話がかかってきたという。
「『彼女は愛らしいし、素晴らしい』と言ったよ。僕が彼と話している間に、彼女は私の机から付箋をとって、それに何かを書いたんだ」
「そして、それをテーブルの向こうの僕に渡してきた。『イエスと言ってください』って書いていたよ。それでどうしてノーと言えるんだ?」
その後、脚本を「何度も書き直した」そうで、「僕たちは結局、あの作品の構成と本質の中で意味のあるキャラクターを見つけようとしたんだ」「ハートフルで、チャーミングで、楽しく、セクシーなね」「そして僕たちは皆、互いを愛していた。素晴らしい信頼関係で、素晴らしい時間を過ごしたよ」とリチャードは振り返っている。
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