3人組グループ・timeleszの菊池風磨が主演する、テレビ朝日系連続ドラマ『私たちが恋する理由』(毎週土曜 後11:00)14日放送の第9話を前に、菊池、ヒロインの久間田琳加をはじめとする主要キャストのクランクアップ写真が公開された。
【写真】菊池風磨×七五三掛龍也×佳久創のトリオもクランクアップ 本編はma2氏の人気コミック(シュークリーム「OUR FEEL」連載)を菊池×久間田でドラマ化。年齢を重ねるごとに、いろいろ考えてしまって踏み出すことに臆病になる大人の恋。オフィスを舞台に6人の男女が繰り広げる、じれったくもほろ甘い“大人のピュア恋”を描いたラブストーリー。
約2ヶ月の撮影を経て、ついに最後のシーンを撮り終えた菊池は、スタッフから「主演の菊池風磨さん、オールアップです!」の声が掛かると、「えーっ!?」とまるで知らなかったかのように驚いて現場を笑いに包みながら、深々と一礼。最後までサービス精神旺盛な座長に割れんばかりの拍手が湧き起こる中、うれしいサプライズが。
なんと、ひと足早くクランクアップを迎え、現場をあとにしたはずの久間田が花束贈呈役として登場。これには本当にビックリした菊池も「待っていてくれたの!? ありがとう!」と大喜びで花束を受け取った。
一方、久間田のクランクアップの際には、葵の同期として劇中でも支え合ってきた坂元凌役の七五三掛龍也がサプライズで登場。菊池と七五三掛から温かい拍手で労われる中、久間田は「同世代の俳優さんたちと現場でたくさん話し合いながら作品づくりができ、楽しみつつも勉強になりました」と、2人をはじめキャストの面々に大感謝した。
そろってクランクアップを迎えた“あやさかカップル”こと坂元役の七五三掛と市川絢香役の山崎紘菜。七五三掛は“子犬男子”坂元がハマり役だと大反響を呼んだが「この“黒髪&メガネ”というビジュアルに挑戦できたのは、坂元くんと出会ったからこそ。ピュアで真っ直ぐな彼を演じたおかげで、キラキラ楽しい日々を過ごすことができました。坂元くんにも“ありがとう!”って言いたいです」と、演じた役柄への“愛”をほとばしらせた。
さらに、七五三掛は菊池との共演を振り返り、「黒澤さんはズルいです。すべてがカッコ良いのに可愛いし、“ギャップ男子”ですよ!」と“嫉妬”の言葉を口にしつつ、「風磨くんとは約10年ぶりにがっつり一緒にお仕事をさせてもらいましたが、この現場で改めて風磨くんの優しさを感じました」と感謝。撮影期間中には実現できなかった「サシメシをお願いします!」と最後におねだりしていた。
一方の山崎は、「この作品では“人が恋する瞬間”を改めて考えるきっかけをいただいて、絢香と一緒に胸が弾むような楽しい日々でした。ひとりでも多くの方が私たち、あやさかカップルのファンになってくださるといいなと思って、キュンシーンはどうやったら刺さるか本気で取り組んでいました」と満面の笑みで作品にかけた思いを語った。
また、小津京役の齊藤なぎさのクランクアップには、久間田が駆けつけ「うわぁ!うれしい!ありがとうございます!」と大感激。齊藤が「京ちゃんというキャラクターを最初から最後まで愛すことができた、とても幸せな現場でした」と語ると、大島蛍役の佳久創も「原作を読んで大島役がやりたかったので、それが現実になって幸せでした。撮影中、“大島役にピッタリだね”と言われるのがうれしかったです!」と感慨深げにコメントした。
劇中でもプライベートでも仲良しの伊丹瑞貴役の杢代和人と今村航大役の駒木根葵汰も、同じタイミングでクランクアップ。杢代は「初日に座長の風磨くんに“ネクタイ結べないの?”と聞かれたのをきっかけに、練習して結べるようになりました。短い時間でしたが、役者としても俳優としてもさまざま成長させていただけた、すごく愛ある現場だったなと思います」と人懐こい笑顔で喜びを表現。
駒木根も「短い撮影期間でしたが、思った以上に皆さんと仲良くなれてうれしかったです。杢代くんとは今年、頻繁に会っていたので、来年もまた何か一緒にできたらいいな」と、充実した撮影に感謝しつつ、最後は熱いハグを交わして締めくくっていた。
第9話では、物語がいよいよ最終章へ。黒澤&葵をはじめ、それぞれのカップルに恋の試練が立ちはだかることに。黒澤が葵に黙って大阪転勤を推薦したことで初めて喧嘩をした2人。きちんと話したいと葵に対話を試みる黒澤だが、葵から「話すことはない」と拒絶されてしまう。かつてない亀裂が生まれてしまった黒澤と葵――2人の恋はこのまま壊れてしまうのか。
一方、坂元は絢香と初めての休日デートに緊張しながらも楽しみ、また、京は大島と間もなくやってくるクリスマスの計画を立てるなど、それぞれが幸せな関係を築いているかに見えたが、そんな2組のカップルの関係を揺さぶる危うい事態がぼっ発(!?)。黒澤と葵をはじめ、それぞれのカップルに試練が訪れる今回。最終話への重要な布石となる。
■キャストコメント
▼菊池風磨
まるで一瞬の出来事のような感覚で、撮影はあっという間でした。それは、キャストやスタッフの皆さんがすてきで温かい現場を作ってくれたからこそで、とても感謝しています。これだけ真正面から恋愛を描いたキュンキュンする作品が久しぶりだったこともあり、最初はドギマギした瞬間もありましたが、実際に演じてみると黒澤と葵をはじめ3組それぞれのカップルがとてもいい雰囲気で、演じていて楽しかったです。
今作は、自分にとってオシドラサタデー枠3度目の出演だったのですが、1本目はオシドラ枠の立ち上げ作品に携わらせていただき、2本目は“トメ(※クレジットの最後に表示される重要なキャスト)”という立場で出演させていただいた思い入れのある枠で、とても縁と恩を感じています。そこで今回主演を務めさせていただき、本当にうれしかったです。
この作品に入る際に、笑顔とアドリブは封印と言われ、周りからもたびたび「アドリブがないときついんじゃない?」と言われたのですが、皆さんこれだけは言わせてください。僕は普段、アドリブをやりたくてやっているわけではなく、求められる場面でやっているんです。アドリブはとても大変なんですよ!でも、今回はそれを封印した分、より役に意識を集中し、いつにも増して役を深掘りできたかなと思います。
視聴者が土曜日の夜にこの作品を見て、日曜日を挟んで月曜日から少しでも頑張ってみようと思っていただけるように、これまで僕たちは一生懸命作品に向き合ってきました。そんな思いも頭の片隅に置いていただきながら、最後の最後まで楽しんでいただけたらと思っております!
▼久間田琳加
クランクアップを迎えた今、最後まで駆け抜けられたことにとてもほっとしていると同時に、寂しい気持ちもあります。同世代の俳優さんたちとご一緒し、現場でたくさん話し合いながら作品づくりができたことで、楽しみつつも勉強になりましたし、またスタッフの皆さんも優しい方ばかりだったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
最終話までキュンシーンが盛りだくさんで、どうしたら視聴者の皆さんにドキッとしていただけるかなと考えながら、最後の最後まで気が抜けませんでした(笑)。でも、私が迷っていると菊池さんがいつも声を掛けてくださり、それがとても頼もしく、身を委ねて撮影することができました。
視聴者の方からもこれまで多くのコメントをいただき、葵ちゃんのことを「応援したい」と言ってくださる声もあり、とてもうれしかったです。私が原作を読んだ際にいだいた、頑張り屋さんで応援したくなる葵ちゃんへの思いが皆さんにも伝わっていたんだなと感じ、とても安心しました。
この作品では“付き合う”ことがゴールではなく、付き合ってからの葛藤や紆余曲折が細やかに描かれてきました。さまざまな経験を重ねてきた黒澤さんと葵ちゃんが、いろいろな幸せの形がある中でどういうフィナーレを迎えるのか、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。