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24年8月に、フジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚(27)。彼女が『NEWSポストセブン』で配信している連載エッセイが波紋を広げている。
《アナウンサーとして働いていた頃も、交通事故のニュースを読むたび、亡くなった方は最期にどんな景色を見て、どんな思いで息絶えたのか、ご家族の心は大丈夫なのかを考えずにはいられませんでした。そして、昨年6月に自分自身がPTSDになって以来、それが加速しました》(11月11日に配信された1回目のエッセイより)
20年にフジテレビに入社後、多くの人気番組を担当していた渡邊は、昨年7月以降は担当番組を降板していた。今年10月の退社後には自身のインスタグラムで、PTSD(=心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表し、話題を集めた。
隔週で配信中のエッセイの3回目ではPTSDを発症した「局アナ時代」にも言及している。
《以前の会社(フジテレビ)を退職するまで、私は“労働は罰”と思っていた。(中略)当時は朝2時(もはや深夜)に起床し出社。朝の情報番組の生放送を8時までこなして、その後は別の番組のリハーサルをやり、22時過ぎまで収録して、翌日も2時に出社するということがザラにあった》(12月9日に配信された3回目のエッセイより)
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フジテレビ時代のハードな勤務の内情を赤裸々に明かしているが、実際にフジテレビでは、アナウンサーの体調不良が相次いでいる。『ノンストップ』(フジテレビ系)にレギュラー出演する三上真奈アナ(35)は、2023年3〜4月・11月と2回も腸の炎症のため休養。井上清華アナ(28)は、23年10月に体調不良のため7放送日連続で『めざましテレビ』を欠席している。
さらに直近では、24年11月に小室瑛莉子アナ(25)がニュース番組『めざまし8』(フジテレビ系)の生放送中に倒れるという事態もあった。また小室アナは、23年10月にも体調不良で『めざまし8』を5放送日連続で欠席している。
渡邊の悲痛な叫びはフジテレビ社内では、どのように受け止められているのだろうか。フジテレビ関係者は次のように語る。
「実は渡邊さんの“告白”に、社内ではホッとしている者も多いのです。彼女は知名度が高まったころに療養が始まり、アナウンス室としても対処に悩んでいました。しかし病気療養の詳細について、会社から公表するわけにもいかず、渡邊さんの体調については“箝口令”も敷かれていたのです。
センセーショナルな形で内部から暴露されてしまうことを上層部は恐れていました。ですので“本人が自分で話してくれて良かった”というのが実情です」
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はたして渡邊の一連の告白により、フジテレビの労働環境は改善されるのか。
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