フィギュアスケート全日本選手権(20〜22日、大阪・東和薬品RACRABドーム)に向けて14日、中継局フジテレビが特番「開幕まで6日!レジェンド宇野昌磨が初取材『新時代へつなぐ言葉』」を午後2時30分から放送した。
日本の新エース鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)を、昨季限りで現役引退した世界王者、全日本V6度の宇野昌磨さん(27)が「徹底取材」。同局のフィギュア中継SPアンバサダーに就任し、拠点の中京大アイスアリーナに鍵山を訪ねた。
リンクで鍵山のイナバウアーと、宇野さんの代名詞クリムキンイーグルのコラボを披露した後、食事しながら対談した。「2人でご飯を食べる」のは初めてという。
宇野さん「今まで経験した全日本の中で、最も記憶に残っている大会は何ですか」
鍵山「やっぱり去年ですかね。みんながみんな、最高の演技をして。神大会でした」
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優勝した宇野さんを筆頭に鍵山、山本草太、三浦佳生、佐藤駿、友野一希の上位6人がそれぞれ、ほぼミスがない大激戦を展開した23年大会を挙げた。
続けて、今年の全日本に向けて鍵山が「おのおの、全力を尽くすだけ」。宇野さんも「みんな、できる100%を出してくれると思う。去年みたいな、すごい試合になるはず」と、初めて自身不在となる日本一決定戦へ期待を寄せた。
宇野さん「優真君が、五輪でどこを目指しているのか聞きたいです。目指すこと、大変なこと分かってもらいたいし」
鍵山「もちろん、結果としては五輪で優勝を目指したい。ただ、持てる限りの技術を全て出して、いい演技がしたい。(4回転)ルッツとか新しい技に挑戦しながら、満足できる演技がしたいです」
現在の世界王者、ただ1人だけクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を跳ぶイリア・マリニン(20=米国)についても、話題は及んだ。
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鍵山「無敵の人に思えます(苦笑)。でも、彼なりに苦労してきて、技術とかすごさ、ほとんどの試合で300点以上で。もう毎試合、自己ベストみたいな。勝つためには、まだ正解の道、分からない状態ではあるんですけど、できる技術をどんどん高めていけば、いずれ追いつくのかな」
4A(4回転半)に関しては、宇野さんが「優真君は4Aなくても戦えると思う」と前置きした上で「優真君にとって4Aは挑戦したいものですか?」と質問すると、鍵山は次の通り答えた。
「4Aよりも、他にやることがたくさんあるので。それよりも…4Aよりも5回転の方が興味はあるし、ワクワクしますね」
対談を終えると「一緒は初めて」という食事で、高級鉄板焼き店のステーキを堪能した。
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