ヴィッセル神戸は14日、ポーランド1部グールニク・ザブジェとのパートナーシップ締結を発表した。
グールニク・ザブジェはポーランド1部リーグで14回の優勝を誇るなど、同国を代表する名門クラブの一つ。現在は、2017年夏から2020年1月まで神戸に在籍した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ、ジュビロ磐田から期限付き移籍加入中のFW古川陽介らがプレーしている。
両クラブの発展と関係強化を目指し、「移籍と選手育成の関係強化」「スカウティングの共有」「ブランディング強化」の三本柱を掲げるパートナーシップを締結。神戸の千布勇気代表取締役社長は、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「この度、ポーランドの名門クラブであるグルニク・ザブジェとのパートナーシップ締結をお知らせできることを嬉しく思います。本提携は、ヴィッセル神戸に所属していたポドルスキ選手とのご縁もあり実現したものです」
「このパートナーシップは、スポーツおよびビジネスの両面で意義深い取り組みになります。今後は移籍や選手育成の強化を目指し、連携を深めてまいります。特に、若手選手が成長できる機会を創出するとともに、スカウティングやデータ共有を通じて才能ある選手の発掘と育成を推進していく予定です」
「また、アジアとヨーロッパを結ぶ架け橋として、両クラブのブランド価値向上にも力を注いでいく所存です。これからの取り組みに期待を寄せるとともに、両クラブが発展し、共に成功を分かち合えるよう努めてまいります」
■パートナーシップの内容
移籍と選手育成の関係強化
・パスウェイを用いた移籍の促進
・レンタル移籍を活用した選手育成の強化
スカウティングの共有
・スカウティングに関するフィロソフィーの共有
・両国の若手選手の発掘体制の強化
・選手情報データベースの共有
ブランディング強化
・両クラブのブランド価値と認知度の向上
・アジア、ヨーロッパにおける知名度拡大に向けた取り組み