【アメフト】立命大9年ぶり日本一!法大との打撃戦制す 甲子園ボウル

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2024年12月15日 15:48  日刊スポーツ

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法大対立命大 第2Q、TDを決める立命大WR木下(撮影・上田博志)

<アメリカンフットボール全日本大学選手権決勝、甲子園ボウル:立命大−法大>◇15日◇甲子園球場



立命大(関西1位)が15年以来9年ぶりに栄冠をつかんだ。法大(関東1位)に45−35で勝利。9度目の学生日本一に輝いた。


激しい打撃戦を制した。


第1クオーター(Q)。1プレー目でRB山嵜大央(だいち、4年)が独走し先制TD。同10分6秒にはQB竹田剛(3年)からWR木下亮介(3年)へのパスが通り、TDを追加。準決勝で早大を圧倒したランプレーに、竹田の強肩生かしたパスプレーも織り交ぜ、2年連続20度目出場で6度目の悲願を狙う相手を撃破した。


かつての野性味あふれるプレーを復活させた。今年1月、立命大4年時の03年に甲子園ボウル2連覇した高橋新監督が就任。まもなく、改革が始まった。試合ごとに「無失点に抑える」など目標を設定し、練習後には毎回ランダムで3選手に意見を求めた。目的は、自信と主体性の体得。選手は、コーチ陣からの指示を実行する、という前政権と異なる文化の流入に困惑しながらも、課題をクリアして成功体験を積むうちに発信力を身につけていった。


「負け続けていることが彼らに重くのしかかっているのか、自己肯定感が低い」。指揮官から指摘され続ける中、転機は突然訪れた。手負いの関大に苦戦し、13−24でリーグ戦唯一の黒星を喫した。QB竹田剛(3年)にとっても「楽しくなかった」一戦を終えて、選手やスタッフから「自分たちは苦しんでいた。楽しもう」という言葉がこぼれた。


練習で苦しむ分、本番では楽しむ−。新方針は個性派ぞろいの一団に浸透し、リーグ最終節で昨年苦杯を喫した強豪関学大を撃破。その後も東北大、早大を下し、9年ぶりに聖地にたどり着いた。指揮官にも、こう言わしめた。「僕らの時代と同じくらいの熱量がある」。


9年ぶり9度目の学生日本一。100周年の節目を迎えた地で暴れ回った一団は、再び常勝軍団となる。【竹本穂乃加】

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  • 立命のラン攻撃対法政のパス攻撃という構図。ランニングバックが強力な立命有利という予想だったが思った以上に接戦だった。立命のパスディフェンスが問題だったが、やはり課題は残った。
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