埼玉県所沢市の文化複合施設「角川武蔵野ミュージアム」の館長にジャーナリストの池上彰氏が就任した。8月に死去した著述家の松岡正剛氏の後任で、13日の記者会見で「所沢を埼玉県の『知の拠点』にしていけるような施設になれば」と意欲を語った。
就任日は11月1日付。10月に初めてミュージアムを訪れた際、図書館、美術館、博物館のあらゆる要素が入り、新たな融合が生まれる可能性に魅了され、就任打診をその場で承諾したという。
池上氏は「松岡氏が築いた伝統を守りながらも自身の色合いを少しずつ出していきたい」と強調した。