北九州市・中学生2人殺傷事件　男子生徒も深い傷　強い殺意を持った犯行か

おととい夜、北九州市のファストフード店で中学生の男女2人が男に刺され女子生徒が死亡した事件で、男子生徒も致命傷になりかねない深い傷を負っていたことが分かりました。

おととい午後8時半前、北九州市小倉南区のマクドナルドで、中学3年の男女2人が店に入ってきた男に突然、刃物のようなもので刺されました。

腹部を刺されて死亡した中島咲彩さん（15）の傷は1か所しかなく、抵抗した跡などはなかったということです。

男子生徒（15）は命に別状はありませんでしたが、その後の捜査関係者への取材で、致命傷になりかねない深い傷を負っていたことが分かりました。

警察は、男が強い殺意を持って2人を襲ったとみて捜査しています。

今回の事件を受けて北九州市の小中学校などでは、きょう保護者に対し登下校に付き添うなど対応を依頼しています。

逃げた男は見つかっておらず、周辺には不安が広がっています。