年末は「第75回紅白歌合戦」をはじめとする歌番組が増え、好きなアーティストの楽曲を聴いたり、他の歌番組を視聴したりする人が多いはず。実際、12月4日に「2024 FNS歌謡祭」放送されると、Xで出演アーティスト名がトレンド入りしたことから、アーティストや楽曲への注目度の高さがうかがえる。
だが、いざ聴きたい楽曲を調べた結果、「サブスクが解禁されておらず、聴けなかった……」という経験を持つ人も多いのではないだろうか。
●サブスク非解禁アーティストは意外といる それも大物
サブスクは定額制(サブスクリプション)サービスを指す。音楽配信サービスなら「Apple Music」「Amazon Music」「Spotify」が代表的だ。月額料金はサービスごとに異なり、例えば、Apple Musicなら3カ月間無料トライアル後に月額1080円となる。
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そんなサブスクサービスではさまざまなアーティストが楽曲を配信している。最近では、米津玄師やYOASOBIなど、ネット発信で人気に火がついたアーティストは最近よく耳にするが、2018年に芸能活動を引退した安室奈美恵さんはサブスクでいったんは楽曲を配信するも、他のアーティストとのコラボレーション楽曲など、一部を除いて2023年11月16日までに配信を取りやめた。
そもそもサブスクサービスで楽曲を配信していないアーティストもいる。いわゆるサブスク非解禁アーティストだ。2024年12月1日時点では、例えば、つんく♂さんがプロデュースするモーニング娘。24、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の一部グループ、パンクロックバンドのTHE BLUE HEARTSが挙げられる。
●PC→iPodへの楽曲転送、スマホに応用できない理由
このようなサブスク非解禁アーティストの楽曲を、好きなときに聴く方法はあるのか? Appleの携帯音楽プレイヤー「iPod」全盛期だった2000〜2010年代ならば、PCから曲を取り込む行為がその答えだったが、2022年5月10日(米国時間)、Appleが「iPod touch」の販売を、在庫がなくなり次第終了すると発表したことで、初代iPodの登場から約20年で歴史に幕を下ろした。
2024年現在はiPhone、iPad、Mac、Apple WatchからApple Musicをはじめとするサブスクサービスへアクセスし、自分の音楽ライブラリをどこへでも持ち出すという体験が可能になった。そうした市況の変化もあり、音楽を愛する世界中のユーザーを魅了し続けてきたiPodの「新しい姿=新機種」はない。
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ならば、日頃から常に持ち歩くスマートフォンで聴けば済む、と思われるところだが、CDをPCに取り込み、さらにスマートフォンに転送するスタイルは一般的ではなくなった。サブスクの普及だけでなく、近年ではCDを読み込むための光学ドライブ非搭載PCが増えたからだ。
他に、サブスク非解禁アーティストの楽曲を、スマートフォンで聴く方法はあるのだろうか?
●サブスク非解禁アーティストの楽曲を、PCなしでスマホに転送するには?
光学ドライブPCなしでも、CDの楽曲をスマートフォンに転送して聴く方法はある。「スマホ用CDレコーダー」を使う方法だ。アイ・オー・データ機器「CDレコシリーズ」や、BUFFALO「ラクレコシリーズ」などがそれにあたる。
どちらもWi-Fiか有線での接続によりCDに収録された楽曲をスマートフォンに転送できる。光学ドライブPCを介さずに楽曲を転送できるのが大きな売りだ。ただし、どちらも基本的にはCDの取り込み、楽曲の再生に使うアプリが必要。アプリを利用すれば楽曲情報の自動取得や管理も行える。
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このように、気に入った楽曲をPCなしでスマートフォンに転送してそのまま聴くなら、CDレコシリーズ、ラクレコシリーズが役に立つのだが、CDが手元にあることが前提となる。また、取り込んだ楽曲が多いほど、スマートフォンのストレージ容量が必要になるし、膨大な数の楽曲の取り込みには時間がかかる。
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