東京ヴェルディは16日、10選手との契約更新を発表した。
城福浩監督の下、16年ぶりのJ1リーグで堂々の6位フィニッシュを成し遂げた東京ヴェルディ。そんな中で発表によると、GKマテウス、GK中村圭佑、DF千田海人、DF宮原和也、MF翁長聖、MF齋藤功佑、MF松橋優安、MF山本丈偉、FW山田剛綺、FW白井亮丞の10選手と契約を更新したとのことだ。
1993年4月10日生まれのマテウスは現在31歳。母国ブラジルのコリンチャンスでプロキャリアを始めた後、フィゲイレンセを経て、2020年に東京ヴェルディに加入。すぐさま正守護神に定着すると、戦いの舞台を自身初のJ1リーグに移した今シーズンも全38試合に出場。名門復権の象徴となりつつある。
1994年10月17日生まれの千田は現在30歳。2023年に、プロ入り後の6年間を過ごしたブラウブリッツ秋田から東京ヴェルディに加入すると、昨シーズンはリーグ戦14試合の出場にとどまったものの、今シーズンはJ1リーグで27試合に出場。中盤戦頃の“4バック”から“3バック”へのシステム変更に伴い、プレータイムも増えていった。
1996年3月22日生まれの宮原は現在28歳。サンフレッチェ広島の育成組織からトップチームデビューを果たした後、ルヴァンカップ優勝にも貢献した名古屋グランパスを経て、2023年に東京ヴェルディに加入。国内トップレベルの対人守備の強さを誇る同選手は、相手アタッカーを次々に抑え込んで昇格に貢献すると、今シーズンも右サイドバック、右ウィングバック、右センターバックとポジションを変えながらもリーグ戦30試合に出場するなど、主力として活躍した。
1995年2月23日生まれの翁長は現在29歳。2017年にV・ファーレン長崎でプロキャリアを始めた後、大宮アルディージャとFC町田ゼルビアを経て、2024年に東京ヴェルディに加入。左サイドを主戦場としつつ、右サイドでも躍動した同選手は、リーグ戦37試合に出場し4得点1アシストを記録している。
1997年6月16日生まれの齋藤は現在27歳。横浜FCの育成組織からトップチームを経て、2023年に東京ヴェルディに加入。今シーズンはリーグ戦全38試合に出場し1得点5アシストを記録するなど、主将MF森田晃樹とともに、中盤の底から攻撃のリズムを作っていた。
2001年10月27日生まれの松橋は現在23歳。2020年に東京ヴェルディの育成組織からトップチームに昇格すると、SC相模原とレノファ山口FCへの期限付き移籍を経て、復帰1年目となった今シーズンは、途中出場が多かったものの、リーグ戦30試合に出場と台頭。第11節サガン鳥栖戦では、ジュニア年代から過ごしてきた東京ヴェルディの選手としてJ1初ゴールを決めるなど、クラブ期待のカンテラーノ(生え抜き選手)だ。