チェルシーがイングランド人MFキアナン・デューズバリー・ホールの放出を検討しているようだ。15日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在26歳のデューズバリー・ホールはレスターの下部組織出身で、2019−20シーズン途中にトップチームデビューを飾った。ブラックプールやルートン・タウンでの武者修行を経験しつつ、中盤の主軸として公式戦通算129試合出場17ゴール20アシストという成績を残し、昨シーズンのチャンピオンシップ優勝にも貢献。今夏には推定3000万ポンド(約59億円)と報じられた移籍金でチェルシーへ活躍の場を移した。
しかし、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスやエクアドル代表MFモイセス・カイセド、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアら中盤に多くの実力者を抱えているチェルシーでの出場機会は限定的。ここまで公式戦14試合に出場し1ゴール1アシストをマークしているが、プレミアリーグで先発起用は未だ「0」となっている。
報道によると、チェルシーはデューズバリー・ホールのレンタル放出を検討しており、1月の移籍市場で他クラブからのオファーに耳を傾ける可能性があるという。同選手に対しては、昇格初年度のプレミアリーグでここまで17位と苦戦が続くレスターが関心を寄せている模様。しかし、交渉成立に向けては高額の給与が障壁となり、チェルシーがその一部を負担する必要があると『ミラー』は指摘している。
なお、チェルシーはデューズバリー・ホールと並び、イングランド人MFカーニー・チュクエメカのレンタル放出も検討しているとのこと。2022年夏にアストン・ヴィラから加入した同選手だが、在籍3年目の今シーズンはここまでわずか130分間の出場に留まっている。