大阪杯覇者が2つ目のGIタイトルへ 有馬記念で父に新たな勲章を届けるか

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2024年12月17日 12:15  netkeiba

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大阪杯を制したベラジオオペラ(今年3月撮影、ユーザー提供:LSJさん)
 大阪杯覇者のベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でGI・2勝目を狙う。

 ベラジオオペラは父ロードカナロア、母エアルーティーン、母の父ハービンジャーの血統。母は1勝馬だが、祖母のエアマグダラはJRAで4勝。さらに曾祖母のエアデジャヴーは98年のクイーンSの覇者で、牝馬3冠でも桜花賞が3着、オークスが2着、秋華賞が3着と健闘した。そして、その半弟のエアシャカールは00年の皐月賞と菊花賞を制している。

 ここまで10戦5勝。3歳時にスプリングSで重賞初制覇。皐月賞は10着、日本ダービーは4着に終わったが、チャレンジCで2つ目のタイトルを獲得した。そして今年は京都記念(2着)をステップに大阪杯へ。番手から直線に向いて先頭に立つと、食い下がるローシャムパークをクビ差抑えてGI初制覇を果たした。続く宝塚記念は楽な展開ではなかったが、0秒4差の3着に健闘。前走の天皇賞(秋)でも万全の仕上がりではない中、好位から0秒4差の6着に食い下がっている。その後は体調を整えるためにジャパンCを見送ったとあり、ここが勝負がかりの一戦。器用さが生きる小回りの中山替わりはプラスだけに、期待が高まる。

 ロードカナロア産駒はこれまで4頭が有馬記念に参戦。19年にはアーモンドアイとサートゥルナーリアの代表産駒2頭が参戦したものの、それぞれ2着、9着に敗退。また、21年にはパンサラッサが13着に沈んでいる。名種牡馬の地位を確固たるものとしている父に、ベラジオオペラが新たな勲章を届けることができるか。師走の中山で勝利のハーモニーを奏でることを期待したい。

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