Windowsに標準で搭載されている生成AIを活用したアシスタント機能「Copilot in Windows」は、具体的にどう役立てられるのか。今回はタスクやスケジュールを整理する上で、Copilotを活用してみたい。また、生成させたスケジュールをGoogleカレンダーにインポートする手順も紹介する。
●デッドラインがあるタスクを計画する
Copilot in Windowsを使ってスケジュールを組み立てる際に有効な活用例として挙げられるのが、デッドライン(締め切り)のあるイベントに対して、タスクの実行順を考えるような作業だ。例えば、引越しの日程が決まった際などには、そこまでに向けてすべきことをリストアップし、週ごとのToDoリストの素案を素早く作成できる。
例えば、「1カ月後に引っ越しが決まりました。何の準備を進めればよいか、具体的な作業をスケジュールとひもづけて整理してください」とプロンプトで指示してみる。これに対してCopilot in Windowsは、週ごとのタスクを箇条書きでピックアップしてまとめたテキストを生成した。
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実際には、ここからタスクの抜けがないかの確認や、時期の調整などを人力で行えば、タスクリストとスケジュールの素案をスムーズに整えやすいはずだ。
●スケジュールを組んでカレンダーに登録する
一方、生成したスケジュールをカレンダーに直接登録したいというニーズもあるだろう。この場合には、まず登録すべきイベントを洗い出して共有し、その配置をCopilotに行ってもらうのが良い。
今回は「今週は、2時間ほどの作業が3つある」のように必要な作業時間をざっくり指定しながら、「9:00-12:00、13:00-17:00の間で」と登録する時間帯などを指定しておき、Copilotにスケジュールの配分を整えてもらった。
さて、生成されたスケジュールのほそぼそとしたイベントを手動でカレンダーに登録していくのは面倒だ。ここで時間がかかってしまうならば、元も子もない。そこで、一般的なカレンダー機能にインポートしやすい形式に整えてもらおう。ここでは「iCalender」の形式(〜.ics)のフォーマットに整えてもらう。
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ただし、よく見ると分かる通り、「4時間の原稿執筆」としている予定が、1時間の幅に収められているなど、このままではスケジュールとして使い物にならない状態だ。実用性を高めるには、スケジュールを作成する際のプロンプトをさらに工夫していかなければならないだろう。
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