ヴァンフォーレ甲府は17日、ベガルタ仙台からDF小出悠太を完全移籍で獲得したことを発表した。
1994年10月20日生まれの小出は現在30歳。市立船橋高校で第90回全国高校サッカー選手権大会を制覇した後、明治大学へと進学した同選手は、2017年にヴァンフォーレ甲府に入団。2年目にはセンターバックの主力に定着すると、2020年から3年間在籍した大分トリニータを経て、2023年にベガルタ仙台に加入した。初年度からキャプテンを務め、迎えた今シーズンもJ2リーグで35試合に出場。J1昇格プレーオフの2試合にもスタメン出場したが、あと一歩届かなかった。
まず、ベガルタ仙台を退団する小出は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「このたび、ヴァンフォーレ甲府に移籍する事になりました。移籍初年度はキャプテンを務めましたが、チームとしても個人としても苦しく、悔しいシーズンでした。この想いを無駄にせず、糧にしてベガルタ仙台をJ1へ戻すんだと、この1年必死に戦ってきましたが、あと一歩およびませんでした。本当に申し訳なく思っています。ホームでの試合はもちろん、アウェーの地でもホームかと錯覚するような応援、本当に心強かったです。自分のゲーフラやユニフォーム、タオルマフラーを見るたびに力が湧いてきました。本当に感謝しています。最高の2年間だったとは言えないかもしれませんが、ベガルタ仙台でプレーできたことは僕の誇りです。本当にありがとうございました!!」
また、ヴァンフォーレ甲府に2019シーズン以来6年ぶりの復帰となる小出。かつて、クラブレジェンドであるDF山本英臣から腕章を継承した元キャプテンは、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「ベガルタ仙台から移籍してきた小出悠太です。僕にとって特別なヴァンフォーレ甲府でファン、サポーターの皆さんと再び共に戦える事を嬉しく、楽しみに思っています!! 熱いシーズンにしましょう!!」