今年のダービー馬がグランプリで古馬撃破へ 有馬記念で2つめのビッグタイトル狙う

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2024年12月17日 17:00  netkeiba

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今年の日本ダービーを制したダノンデサイル(今年5月撮影、ユーザー提供:そーきちさん)
 今年の日本ダービーを制したダノンデサイル(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でGI・2勝目を狙う。

 ダノンデサイルは父エピファネイア、母トップデサイル、母の父Congratsの血統。母は14年の米G1・BCジュベナイルフィリーズの2着馬。一昨年のセレクトセール1歳では1億3500万円(税抜)の高値で取引された。

 ここまで6戦3勝。全てのレースで横山典弘騎手が手綱を取っている。1月の京成杯で重賞初制覇。皐月賞はレース直前に右前肢跛行を発症したため、無念の競走除外となったが、その悔しさを晴らしたのが日本ダービーだった。絶好5番枠から好位のインを確保。いわゆるウイニングポジションで脚をためると、直線で内ラチ沿いから先頭へ。皐月賞馬で1番人気のジャスティンミラノを寄せ付けず、2馬身差の完勝を収めた。休み明けだった前走の菊花賞は1番人気で6着に終わったが、道中で包まれて動けない形となったので参考外。今回は巻き返しを期す一戦となる。

 同年の日本ダービー馬が勝てば、84年のシンボリルドルフ、86年のダイナガリバー、94年のナリタブライアン、11年のオルフェーヴルに続いて5頭目となる。年上の日本ダービー馬2頭、シャフリヤールやドウデュースを始めとする強豪を撃破できるか。その暁には、偉大な先輩4頭に続く年度代表馬のタイトルも見えてくるに違いない。

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