史上11回目の有馬記念出走馬の引退式 武豊騎手×ドウデュースはディープインパクトらに続く大団円なるか

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2024年12月18日 11:45  netkeiba

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ディープインパクトの引退式(06年12月、撮影:下野雄規)
 今年の有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)ではドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)がレース後に引退式を予定している。そこで有馬記念がラストラン、かつレース後に引退式を行った馬の成績を振り返りたい。

 該当馬は03年のシンボリクリスエスから昨年のタイトルホルダーまで10頭。お別れセレモニーを行った17年のキタサンブラック(引退式は翌年に実施)を含めると11頭となる。その成績は【5-0-3-3】の勝率45%、複勝率73%だから、優秀といっていい。

 このうち、ドウデュースと同じく武豊騎手が手綱をとった馬は2頭いる。1頭目は06年のディープインパクト。いつものように後方で脚をためると、4角手前で大外に進出する。そのまま一気に先団を飲み込むと、直線で後続を突き放して3馬身差の大楽勝。単勝1.2倍の圧倒的1番人気に応えた。そして日が沈んだ中で行われた引退式では無数のフラッシュに照らされ、師走の中山競馬場は幻想的な雰囲気となった。

 2頭目は17年のキタサンブラックだ。単勝1.9倍の1番人気に支持された一戦、武豊騎手は内枠を生かしてスッとハナを奪う。その後はスローペースに落として勝負所へ。直線に向いて後続を引き離すと、大混戦の2着争いを尻目に悠々とゴール。7つ目のGIタイトルを獲得し、ターフに別れを告げた。レース後に行われたお別れセレモニーでは、関係者が勝負服柄の法被をまとい、北島三郎オーナーの「まつり」で締めくくられた。

 さぁ、今年のドウデュースは偉大な先輩2頭と同じく、勝って引退式を迎えることができるか。何はともあれ、まずは無事に最後の一戦を走り終えることを願いたい。

【有馬記念出走馬でレース後に引退式を行った馬】
※17年のキタサンブラックはお別れセレモニー
・03年1着シンボリクリスエス
・05年12着タップダンスシチー
・06年1着ディープインパクト
・07年3着ダイワメジャー
・11年7着ブエナビスタ
・13年1着オルフェーヴル
・14年1着ジェンティルドンナ
・15年8着ゴールドシップ
・17年1着キタサンブラック
・21年3着クロノジェネシス
・23年3着タイトルホルダー

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