日銀はきょうから2日間、金融政策決定会合を開きます。賃上げやアメリカ経済の動向を念頭に利上げの是非を慎重に検討します。
日銀は現在、政策金利を年率0.25%としていますが、経済と物価が見通しどおりなら利上げしていく姿勢を示しています。
会合を前に日銀内では、経済指標の面では「逆風は無い」とする見方が拡大。
一方、重視している「賃金」をめぐっては「次回1月の会合まで待てば春闘に向けた状況がより見えてくる」との意見もあります。
さらに「来月、アメリカ大統領に就任するトランプ氏の世界経済への影響を見極めたい」との声も根強い状況です。
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市場では、今回は見送って1月に利上げするのではとの見方が大勢ですが、待てば予想外のリスクが高まるとの指摘もあり、日銀の判断が注目されます。