マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、自身の将来に言及した。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在27歳のラッシュフォードは、7歳からマンチェスター・ユナイテッドに在籍している下部組織出身選手で、2016年2月にトップチームデビューして以降、これまで同クラブ一筋でプレー。公式戦通算では426試合に出場し、138ゴール63アシストを記録している。
現行契約は2028年6月30日まで残しているラッシュフォードだが、パフォーマンスに批判が集まることも少なくなく。マンチェスター・ユナイテッドは15日に行われたプレミアリーグ第16節でマンチェスター・シティに2−1で劇的な逆転勝利を収めたものの、今シーズン公式戦全24試合に出場していた同選手はこの試合で初めてベンチ外となっていた。
この理由についてルベン・アモリム監督はトレーニングでのパフォーマンスが悪かったことがメンバー外にした理由だと明かしており、度々プロ意識の問題が指摘されている状況から、来年1月の移籍市場でクラブが売却を検討していることも噂されている。
そのような状況のなか、ラッシュフォードは17日に母校の小学校を訪れた際にジャーナリストのヘンリー・ウィンター氏のインタビューに対応。「個人的には新たな挑戦と次のステップの準備ができていると思う」と退団を考慮に入れていることを示唆しながら、次のように続けた。
「僕がチームを去る時は『恨みは持たない』つもりだ。状況がすでに悪いとわかっているなら、それをさらに悪化させるつもりはない。過去に他の選手がチームを去っていくのを見てきたが、自分はそんな人間にはなりたくはない。僕が去る時は自分から声明を発表する」
「ダービーで外されたのは残念だったけど、それは起きたことであり、試合には勝ったので、前に進もう。残念なことだったけど、僕は年齢を重ねて、挫折に対処できる人間でもある。それについて僕にできることはなんだ? 座って涙を流すのか、それとも次の出場できた時にベストを尽くすかだ」