「命奪う必要あったのか」=王将社長射殺、19日で11年―工藤会系幹部、裁判員審理せず

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2024年12月19日 05:31  時事通信社

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王将フードサービス社長だった大東隆行さんが銃撃され死亡した同社本社付近=2013年12月、京都市山科区
 「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が2013年に射殺された事件は、19日で発生から11年となった。「なぜ命まで奪う必要があったのか」。京都府警などは22年10月に実行役として特定危険指定暴力団「工藤会」系幹部の男を逮捕したが、動機や背後関係は不明のままで、遺族は全容解明を訴えている。

 事件は13年12月19日午前5時46分ごろ発生。大東さんは、京都市山科区の本社前駐車場で車を降りた直後に胸や腹4カ所を撃たれ死亡した。

 捜査関係者などによると、殺人と銃刀法違反罪で起訴された田中幸雄被告(58)は、大東さんとの直接的な接点はなく、取り調べに黙秘。2月から公判前整理手続きが続いているが、同被告側は無罪を主張するとみられ、犯人性が争点となる見通しだ。

 最高裁が11月、弁護側の特別抗告を棄却し、裁判員裁判の対象事件から除外されることが決まったが、初公判の期日は決まっていない。

 大東さんの長男剛志さんは府警を通じてコメントを発表し「大きな存在である父が、一瞬でこの世からいなくなったことは、一生忘れることができない。『なぜ命まで奪う必要があったのか』、犯人の背後関係等事件の真相について、今後の裁判や警察の捜査で明らかにしてもらいたい」と訴えた。

 府警の田中靖之刑事部長は「全容解明に向け、鋭意捜査を推進していく」との談話を公表した。 

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  • 中国大連市に出店していた餃子の王将に対して、賃料の更新で数倍に値上げしようとしたビルの関係者から執拗な嫌がらせ行為があり、その関係かもしれないと思ってる。
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